
INDEX
- 兄弟の年齢差はどのくらい?平均は何歳差?
- 兄弟の年齢差によるメリット・デメリット|1歳差
- メリット
- デメリット
- 兄弟の年齢差によるメリット・デメリット|2歳差
- メリット
- デメリット
- 兄弟の年齢差によるメリット・デメリット|3歳差
- メリット
- デメリット
- 兄弟の年齢差によるメリット・デメリット|4歳差
- メリット
- デメリット
- 兄弟の年齢差によるメリット・デメリット|5歳差
- メリット
- デメリット
- 兄弟の年齢差によるメリット・デメリット|6歳差以上
- メリット
- デメリット
- 兄弟の年齢差を考える上で考慮したいポイント
- 1.ママの体力面・精神面
- 2.子育ての環境
- 3.出費と経済面
- 4.仕事への復帰時期
- メリット・デメリットを考慮し、兄弟の年齢差を考えよう
兄弟の年齢差はどのくらい?平均は何歳差?

子育て期間や出費を考えると、兄弟姉妹の年齢差は何歳が良いのか悩むパパやママも多いでしょう。令和3年に厚生労働省が行った令和3年度「出生に関する統計」の概況によると、令和元年での第1子出産年齢の平均が30.7歳、第2子が32.7歳、第3子が33.8歳となっています。ここから計算すると、第1子と第2子の平均年齢差は約2歳、第2子と第3子の平均年齢差は約1.1歳です。
子どもが2人いるママへのアンケート結果でも、1歳~3歳差が約6割を占めています。思い通りに子どもを授かるとは限りませんが、何歳差が良いか悩んでいる人は年齢差によるメリット・デメリットを知ったうえで考えると良いかもしれません。
兄弟の年齢差によるメリット・デメリット|1歳差

ここからは、年齢差べつにメリット・デメリットを見ていきましょう。はじめに、年子と言われる1歳差兄弟についてです。
メリット
兄弟の年齢が近いため、お互いが遊び相手になります。また、子育てをする期間が短い、入学や卒業、入試の時期が被らないのもメリットと言えるでしょう。
デメリット
0歳~1歳のあいだに次の子が生まれるため、子育てが大変と感じやすくなります。また入園や入学が続くので制服やカバンのお下がりが使えず、出費がかさみます。連続してまとまったお金が必要となるため、計画的な貯蓄が大切です。
兄弟の年齢差によるメリット・デメリット|2歳差

年齢が近く、成長すると遊び相手になってくれる2歳差兄弟。イベントに関するメリットがある一方、育児で大変な思いをするデメリットがあります。
メリット
年子とは違い1年あいだが空くため、入学や卒業、入試のタイミングが重ならず、余裕がもてます。また、七五三の時期も3歳と5歳、5歳と7歳になるため、計画を立てやすいでしょう。
デメリット
妊娠中の大きなお腹や新生児を抱えながら、動きが活発になる上の子のお世話をしなければなりません。上の子が甘えたい時期でもあるため、下の子のお世話をしながらの子育てはハードになるでしょう。
兄弟の年齢差によるメリット・デメリット|3歳差

上の子が言葉を理解できるようになる3歳差。とらえ方によってはメリットとデメリットが変わります。
メリット
上の子が幼稚園や保育園に通うため、子育てが少し楽になります。入れ替わりで入園・入学をするので、幼稚園や保育園の制服やカバンのお下がりが使えるのもメリットです。
デメリット
幼稚園と小学校、中学校・高校・大学と、入学や卒業の時期が重なるため、ハードなスケジュールになります。入学準備や就職など大きな出費が一度にくるため、早めの資金計画が必須となるでしょう。
兄弟の年齢差によるメリット・デメリット|4歳差

子育てに余裕ができ始める4歳差。一人ひとりと向き合える時間がもてますが、同時に遊ぶことが難しくなる時期でもあります。
メリット
下の子が生まれる時期には、上の子が幼稚園や保育園へ通っているため、子育てに余裕がもてる年齢差です。上の子もある程度のお手伝いができるので、ママの精神的、体力的にも楽になります。受験時期が重ならないため、学費準備に時間がもてるのも4歳差のメリットです。
デメリット
年齢が離れているため、長い時間を一緒に遊ぶのは難しいでしょう。どちらかの年齢に合わせて遊ばなければならないので、どちらかは物足りなさを感じてしまうこともあります。
兄弟の年齢差によるメリット・デメリット|5歳差

イベントや進学のタイミングに差が出る5歳差。年齢差があるからこそのメリット・デメリットがあります。
メリット
上の子が子育てのサポーターとして手伝ってくれるので助かることが多くなります。また、上の子を出産してから5年も開くため、下の子の育児が新鮮に感じられるでしょう。小さい時期の子どもが2人以上いると、外出時にはおむつや着替えなど大荷物になりますが、5歳離れると荷物が減るのもうれしいメリットです。
デメリット
5歳差の場合、出産時期と七五三が被ってしまいます。学校行事など、上の子の大きなイベントがある時期に、赤ちゃん期の下の子を連れて歩くのに苦労することもあるでしょう。
兄弟の年齢差によるメリット・デメリット|6歳差以上

年齢や仕事の状況に関してデメリットはありますが、上の子の子育てを経験しているため、ママも余裕をもって下の子を迎えられる年齢差です。
メリット
下の子が寝ている間に上の子の話を聞いてあげる、上の子が学校に行っている間に下の子の面倒を見るなど、一人ひとりと向き合って子育てができます。上の子である程度の子育てを経験しているため、育児に関することやかかる費用などスムーズに準備ができるでしょう。
デメリット
上の子が6歳をすぎてから下の子が生まれるため、子育ての期間が長くなります。また、小学校も入れ替わりになるので、一緒に通うことができません。親の年齢も上がるため、仕事の状況や体力面も考慮して、計画的に資金を貯めることも必要になります。
兄弟の年齢差を考える上で考慮したいポイント

それぞれの家庭によって、優先度は異なります。体力面や仕事復帰の時期など家庭の状況に合った年齢差を考慮することが大切です。
1.ママの体力面・精神面
子育てには体力が必要です。小さい兄弟を連れて行動するのは、ママの体力を大きく消耗させます。年齢差が小さいほどお世話は大変なもの。年齢が離れていれば、その分育児にも余裕ができるため、精神的にも楽になるでしょう。
2.子育ての環境
年齢差の小さい兄弟の子育てを、ママ一人で行うのは負担が大きくなります。積極的に育児に参加してくれるパパであれば良いですが、帰りが遅い、出張が多い仕事だと育児への参加は難しいでしょう。育児を手伝ってくれる家族がそばにいる、地域でサポートしてくれるサービスがあるなど、子育てがしやすい環境にあるかも考慮するうえで大切なポイントです。
3.出費と経済面
年齢差によって、教育費の負担が大きくなることがあります。結果的にかかる費用が同じでも、年齢差によって負担が異なります。
<年齢差:出費内容>
年齢差 | 出費 |
1~2歳差 | 一緒に幼稚園や保育園に通うため、2人分の月謝が必要 |
3歳差 | 入学や卒業が重なるため、一度にまとまった金額が必要 |
4歳差以上 | 上の子が卒業したら下の子が入学するため、長期間出費が必要 |
児童手当や助成金など、国や自治体の補助も活用しましょう。子どもの年齢差が大きくなるほど、親の年齢も上がるため、いつまでにどのくらいの収入を得られるのかも考えておくと安心です。
4.仕事への復帰時期
子どもが幼稚園や保育園に入園するタイミングで仕事の復帰を考えている場合、年齢差が大きいほど復帰は遅くなります。早く仕事へ復帰する場合、近くに未入園児が通える保育園を探したり、送迎方法や保育園料などを考えたりしなくてはいけません。
育児休業給付金は、一定の要件を満たしていれば最大2歳まで受給できます。国の制度も考慮しながら、仕事復帰や出産のタイミングを考えると良いでしょう。
メリット・デメリットを考慮し、兄弟の年齢差を考えよう

兄弟の年齢差は、それぞれメリット・デメリットがあるため、どれが良いかは一概にはいえません。また兄弟が増えることは上の子にも大きな影響を与えます。思い通りに子どもを授かれるわけではありませんが、年齢差によるメリット・デメリットを含めて、無理のない家族計画を立てましょう。
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