つかまり立ちはいつから始まる?練習方法と転倒対策、気になる疑問を解決

赤ちゃんのつかまり立ちとは?いつから始まる?

踏み台を使ってつかまり立ちする赤ちゃん
赤ちゃんの動きが活発になると始まるつかまり立ち。赤ちゃんによって個人差はありますが、生後8ヵ月頃からつかまり立ちを始める場合が多いようです。つかまり立ちや始まる目安についてみていきましょう。

赤ちゃんが何かにつかまり自力で立ち上がる「つかまり立ち」

つかまり立ちは、赤ちゃんの手が届く場所にある何かにつかまり、自分の力で立ち上がることです。赤ちゃんは手や足の筋肉が発達すると、立つことに興味を持ちます。最初は一瞬ですが、筋力が高まるにつれて、立っている時間も長くなります。
ハイハイからテーブルなどをつかんで立ち上がろうとしたり、大人が手伝うとつかまり立ちの姿勢をとったりすると、つかまり立ちが始まる目安です。

つかまり立ちを始める時期

一般的に赤ちゃんがつかまり立ちを始める目安は、生後8~11ヵ月頃と言われています。成長や発達のスピードには個人差がありますが、早ければ生後6ヵ月頃からつかまり立ちを始める赤ちゃんもいるようです。
赤ちゃんの約9割は、生後11~12ヵ月頃にはつかまり立ちができますが、遅くても1歳2~3ヵ月頃にはつかまり立ちができるようになるでしょう。

つかまり立ちにおすすめの練習方法

おもちゃを使いつかまり立ちする赤ちゃん
赤ちゃんの成長や発達のスピードによって、つかまり立ちができるようになるまでの時間は異なります。赤ちゃんの成長に合わせて、サポートしてあげましょう。

①赤ちゃんが両手でつかめるものを準備する

赤ちゃんが興味を持って自発的に立ち上がるようなものを準備しましょう。ベビーサークルやテーブル型のおもちゃ、手押し車など、つかまり立ちをした際に両手で体を支えられるものがおすすめです。
ベビーサークルやテーブル型のおもちゃには、赤ちゃんの興味を引く仕掛けやパネルが付いているため、遊びながらつかまり立ちの練習ができます。手押し車はつかまり立ちの練習だけではなく、その後の歩く練習にも使えるので便利です。

②赤ちゃんの脇や腰を支えてあげる

つかまり立ちをすると赤ちゃんの目線が変わるため、立つことに興味を持つ可能性があります。パパやママが赤ちゃんの脇や腰を支えてつかまり立ちをサポートしてあげましょう。毎日続ければ足腰に筋力がつき、自然なつかまり立ちへとつながります。
ただし、立たせた時に赤ちゃんが座り込んでしまうようなら、まだ体の準備ができていないため、無理につかまり立ちの練習をさせる必要はありません。

③おもちゃで誘導してあげる

おもちゃを使い、赤ちゃんをつかまり立ちへ誘導してあげましょう。ローテーブルの端など、赤ちゃんがもう少しで届きそうな場所に好きなおもちゃを置いて興味を引きます。おもちゃを取ろうとしてのつかまり立ちや、立ったまま遊ぶことで、足腰の筋力や体のバランスが鍛えられます。ただし赤ちゃんはおもちゃに夢中になっているため、倒れてもすぐに支えられるよう、近くで見守ってあげましょう。

赤ちゃんがつかまり立ちを始めた際の注意点

テーブルに手を伸ばす赤ちゃん
赤ちゃんがつかまり立ちを始めると行動範囲が広がるため、目が離せなくなっていきます。今までよりも高い位置に手が届くようになるため、より安全な環境を整えてあげましょう。

注意点①|ラグやクッションなどで転倒対策をする

赤ちゃんの頭は大きく、足腰も未発達なため転倒しやすい状態です。ベビーマットやラグなどを敷いて、転倒時の衝撃を和らげる工夫をしましょう。体の動きを制限しないリュック型クッションなら、赤ちゃんが転倒した際に頭を守ってくれます。
「くらしと生協」では、赤ちゃんが転んでもケガをしにくい撥水ラグが購入できます。カラーやサイズだけではなく、厚みも選べ、撥水加工されているためお茶や水をこぼしても安心です。

注意点②|手の届く場所に危険なものを置かない

赤ちゃんは手に取ったものを口に入れてしまうため、手の届く場所に危険なものを置かないようにしましょう。つかまり立ちをすることで視界が広がり、これまで高いところに置いていたものも、あっという間に取ってしまいます。
特にタバコや灰皿、ボタン電池、硬貨、薬、あめ玉などは誤飲の恐れがあり、危険なので赤ちゃんの手が届く場所に置かないようにしましょう。

注意点③|パパ・ママの目が届く場所で練習させる

赤ちゃんの行動は予測できません。座っていたと思ったのに、いつの間にかつかまり立ちをしている場合もあります。目を離したすきに転んでしまい、テーブルや床に頭をぶつける可能性も。つかまり立ちを始めたら、できるだけ赤ちゃんのそばで見守ることが大切です。なお、室内では裸足の方がすべりにくいため、靴下を履かせないようにしましょう。

注意点④|安全グッズで危険対策をする

行動範囲が広がるため、部屋のさまざまな場所の安全対策も必要です。階段からの転落やストーブでのやけどなどを防ぐ対策をし、赤ちゃんの安全を確保してあげましょう。
<赤ちゃんのための安全対策例>
  • テーブルや家具など、角がとがっているものにコーナーガードを付ける
  • テレビやタンスなど倒れる危険性のあるものや大きい家具は固定する
  • 階段やストーブ、ヒーターなどにゲートや安全柵を付ける
  • 飛び出したり、指を挟んだりしないように引き出しにストッパーを設置する

注意点⑤|おもちゃの形に注意する

おもちゃを咥えたまま、つかまり立ちをする可能性もあるため注意しなくてはいけません。転倒による誤飲や、喉を突いてケガをする可能性があります。つかまり立ちをする際には、おもちゃを持たせない、鋭利なおもちゃは避けるなどの対策をしましょう。

パパ・ママが気になるつかまり立ちに関する疑問

つかまり立ちをする二人の女の子
最後に、赤ちゃんのつかまり立ちに関する疑問を解説します。赤ちゃんの成長は個人差が大きいため、遅くなりすぎない限りは見守ってあげましょう。

なかなかつかまり立ちをしないけど大丈夫?

似たような月齢の子がつかまり立ちをしていると、つい比べてしまい焦ってしまうかもしれません。しかし、赤ちゃんの成長や発達には個人差があるため、焦らずに見守ってあげることも大切です。
つかまり立ちをする兆候がみられない、どうしても気になる場合には、地域の1歳児検診やかかりつけの小児科医に相談してみると良いでしょう。
<つかまり立ちをしない理由>
  • 立つよりも手遊びやハイハイが好き
  • 赤ちゃんがつかまりやすい場所やものがない
  • 手足の筋力がまだ弱い など

ハイハイせずにつかまり立ちを始めたけど大丈夫?

成長過程は赤ちゃんによって異なるため、ハイハイをせずにつかまり立ちをする赤ちゃんもいます。一般的には、おすわり・ハイハイ・つかまり立ち・つたい歩き・ひとり歩きとステップアップします。ですが、赤ちゃんによっては、順番を飛ばして次のステップへ進む場合もあるようです。
ただし、ハイハイには手や足腰の筋肉を鍛え、運動機能を発達させる効果があります。ハイハイのまねをして見せたり、おもちゃを前に置いてハイハイを促したりするのも良いでしょう。

つかまり立ちをしたらいつから歩き出す?

つかまり立ちを始めると、つたい歩きからひとり歩きへと進みます。つかまり立ちと同じように、赤ちゃんがひとり歩きをするまでの期間は個人差があるため見守ってあげましょう。赤ちゃんの前に立ち、手を引いて歩くと転倒しやすいため、パパやママがうしろに立って両手を握ってあげると転びにくくなります。

つかまり立ちを始めたら靴を履かせた方が良い?

靴は、つかまり立ちを始めても足の裏や指を使ってしっかり歩けるようになってから履かせるのがおすすめです。安定してつたい歩きができるようになったら、室内で履けるトレーニング・ルームシューズで練習し、少しずつ靴に馴らしていきましょう。

いつからつかまり立ちが始まるかは赤ちゃんの成長によって異なる

ママの隣でつかまり立ちをする赤ちゃん
つかまり立ちをいつから始めるのかは赤ちゃんの成長や発達スピードなど個人差があるため、焦らず見守ることが大切です。またつかまり立ちを始めると行動範囲が広がるだけではなく、転倒やケガをする機会が増えます。赤ちゃんが触れてはいけないものを移動させる、安全グッズを使いケガを防ぐなど部屋の安全対策をしましょう。
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