
INDEX
- 2歳頃に起こるイヤイヤ期って?
- 自立心を育てるために重要な成長過程
- イヤイヤ期はいつからいつまで続くの?
- 2歳頃のイヤイヤ期の子どもによくある行動
- 魔の2歳児と呼ばれるイヤイヤ期の子どもへの対策4つ
- 1.子どもの気持ちを代弁し、共感してあげる
- 2.ある程度はやりたいようにやらせる
- 3.気持ちを切り替えるきっかけをつくる
- 4.良いことをしたらしっかり褒める
- 2歳頃のイヤイヤ期の子どもに接する時の注意点
- 子どもの言いなりにならない
- 感情的にならない
- 曖昧な言葉は使わない
- 脅したり交換条件をつけたりしない
- 2歳のイヤイヤ期でイライラしがちなママ・パパの対処法
- 干渉しすぎない
- 深呼吸をしてゆっくり話す
- 余裕のあるスケジュールを立てる
- 2歳頃に起こる子どものイヤイヤ期には、余裕を持って対応を
2歳頃に起こるイヤイヤ期って?

「魔の2歳児」とも表されるように、多くの子は2歳頃にイヤイヤ期を迎えます。まずはイヤイヤ期の意味や時期について確認しておきましょう。
自立心を育てるために重要な成長過程
イヤイヤ期とは、多くの子どもが自己主張を始める2歳頃に、なんでも「イヤ!」「自分でやる!」と言ってママやパパの言うことを聞かなくなる時期をいいます。なだめたりお願いしたり、ときには叱ったりしても変わらず、親がお手上げ状態になることから「魔の2歳児」「第一次反抗期」とも呼ばれます。
ママ・パパにとっては大変な時期ですが、子どもの健全な成長のためには欠かせない時期。子どもの知能が発達し、社会性が芽生えてきた証拠です。子どもが社会との関わり方を学び自立する過程のため、温かい気持ちで寄り添ってあげることが大切です。
イヤイヤ期はいつからいつまで続くの?
イヤイヤ期の時期には個人差がありますが、早ければ1歳過ぎくらいから始まり、3歳くらいまで続きます。ピークとなるのはおおむね2歳頃です。程度にも個人差があり、激しく癇癪を起こす子もいれば、イヤイヤ期がない子もいます。
この時期の子どもはまだ感情をコントロールする能力が未熟です。自分の悲しみや怒りをどう表現すればいいかわからず、泣き喚いたり暴れたりすると考えられています。どのように子どもと接すべきか戸惑ってしまうかもしれませんが、一過性のため、親として一緒に成長するチャンスと捉えて見守っていきましょう。
2歳頃のイヤイヤ期の子どもによくある行動

「もしかしてこれがイヤイヤ期?」と悩めるママ・パパ向けに、イヤイヤ期によく見られる行動を紹介します。
<イヤイヤ期のあるある行動>
- 何を言っても「イヤだ」と反抗する
- 「自分でやる!」と言って聞かない
- 機嫌がころころ変わる
- 気に入らないことがあると泣き喚く
- 思い通りにいかないと癇癪を起こす
- 叩く、引っ掻く、物を投げるなど乱暴な行動が増える
- 食事中に遊び始める、ご飯を食べない
- トイレや歯磨き、お風呂、外出などをしたがらない
- 「ママ・パパ嫌い!」と言う など
上記はほんの一例です。親からするとショックを受ける内容もありますが、子どもの親へ甘えたい気持ちの裏返しでもあるので、気にしすぎないようにしましょう。
魔の2歳児と呼ばれるイヤイヤ期の子どもへの対策4つ

親も気持ちに余裕がなくなるイヤイヤ期ですが、子どもの気持ちを理解して受け止めてあげることが大切です。イヤイヤ期の子どもと接する際の対策について紹介します。
1.子どもの気持ちを代弁し、共感してあげる
イヤイヤ期の子どもは、自分の気持ちをうまく伝えられず、そのもどかしさから機嫌が悪くなっている可能性があります。そういった場合は、「〇〇がイヤだったの?」「〇〇がやりたいの?」というように、子どもの気持ちを代弁してあげると、話を聞いてくれやすくなります。その後は、「そうだね、イヤだったね」と共感し、子どもを安心させてあげましょう。
2.ある程度はやりたいようにやらせる
子どもが「自分でやりたい」と言ったことは、サポートしつつもある程度は好きにやらせてあげると良いでしょう。始めから「できない」と決めつけて接すると、子どもの自立心が失われてしまう可能性があります。子どもにとって難しいことを、途中までは手伝って最後の仕上げを任せるのがコツ。「自分にもできた」という満足感と自信を与えられます。
3.気持ちを切り替えるきっかけをつくる
いきなり楽しみを奪われると子どもは反発したくなるもの。例えばお絵かきに夢中になっている子をお風呂に入れたい場合には、いきなり「お絵描き片付けて!」というのではなく、「それが描き終わったらお片付けしてお風呂にしよう」といったように声をかけると、すんなり聞いてくれるかもしれません。一区切りするまで待つことで、気持ちを切り替えやすくなります。
なかなか動いてくれない時は、歌を歌いながら片付けをしたり、「お風呂場まで競争しよう!」と遊び要素を取り入れたりすると、意識を向けてくれやすくなるでしょう。
4.良いことをしたらしっかり褒める
子どもがご飯を食べた、片付けをしたなど良いことをしたら、ちょっとしたことでもしっかりと褒めてあげましょう。とくに楽しみを中断した場合には、「もっと遊びたかったのに、ちゃんと片付けられて偉いね」と気持ちに寄り添いながら、具体的に褒めてあげます。褒めてもらえると子どもは自信がついて、次も頑張ろうという気持ちになれます。
2歳頃のイヤイヤ期の子どもに接する時の注意点

接するのが難しいイヤイヤ期ですが、子どもの言いなりになりすぎず、優しく導いてあげるのが親の役目。イヤイヤ期の子どもに接する際の注意点を紹介します。
子どもの言いなりにならない
気持ちに寄り添うことは大切ですが、子どもの言いなりになってしまわないように注意が必要です。子どものぐずりに負けて言いなりになってしまうと、子どもがワガママで粗暴に育ってしまう可能性があります。子どもの気持ちが落ち着いた時に、やってはいけないこと、守らなければいけないルールについて、丁寧に教えていくことが大切です。
感情的にならない
イヤイヤ期の子どもは親にとって理不尽で理解不能な行動をすることがありますが、感情的になって乱暴な言葉遣いや態度にならないよう要注意です。子どもは親の態度を真似してしまうことがあります。一呼吸して「今はこういう時期」と気持ちを落ち着かせ、冷静に「なぜいけないのか」「どうすれば良いのか」を根気強く教えていきましょう。
曖昧な言葉は使わない
子どもにとって抽象的な言葉は理解しづらいので、なるべく具体的でわかりやすい言葉を意識します。例えば「あと少し」ではなく「あと1つ」といったように、明確に伝えましょう。
また、「ダメ」ではなく、「こうすると良い」といった言い方に変えるのもポイントです。「走らないで」ではなく「ゆっくり歩いて」と言い換えたり、「やめて」ではなく「ママみたいにやってみて」とお手本を見せたりするのも良いでしょう。子どもはどうすれば良いのかわかるので、素直に言うことを聞いてくれやすくなります。
脅したり交換条件をつけたりしない
ついやってしまいがちなのが、「それをやったら鬼が来るよ」と脅したり、「お菓子を買ってあげるからやめて」と交換条件を出したりすること。このような対応をしても、子どもはなぜダメなのかが理解できません。かえって子どもに不安や反発心を与えることになるので、避けるように意識しましょう。
2歳のイヤイヤ期でイライラしがちなママ・パパの対処法

子どもがイヤイヤ期に差し掛かり、気持ちに余裕がなくなりがちなママとパパ。心と時間に余裕を持つのが乗り越えるコツです。
干渉しすぎない
イヤイヤ期は子どもの自立心を育む時期。やってはいけないことや危険なこと以外はある程度自由にさせ、必要以上に干渉しないことも大切です。干渉しすぎると子どもの成長につながらない上、親も疲れやすくなってしまいます。
深呼吸をしてゆっくり話す
子どもの一語一句に反応するのではなく、一度深呼吸をしてからゆっくり話すように意識しましょう。深呼吸することで気持ちが落ち着き、冷静に話しやすくなります。
余裕のあるスケジュールを立てる
時間に余裕がないと、心の余裕もなくなります。スケジュールにゆとりを持たせるようにすると、心にもゆとりが生まれます。家事・育児でどうにもならない時は、ベビーシッターなどのサービスを利用したり、家事の時短術を取り入れたりすると良いでしょう。
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2歳頃に起こる子どものイヤイヤ期には、余裕を持って対応を

2歳頃になると、多くの子は親の言うことを聞かなくなるイヤイヤ期を迎えます。どうしてもイライラしてしまうこともありますが、子どもの健やかな成長に欠かせない時期と考え、気持ちに余裕を持って接することが大切です。大変な時は周りのサポートも受けつつ、家事の時短などを行い、時間にも余裕を持たせて乗り越えていきましょう。
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