子どもがわがままになる原因は?年齢別の対応法と心の余裕づくりを紹介

子どものわがままには原因がある

遊び場で不機嫌になる子ども
子どものわがままに悩んでいるパパ・ママも少なくありません。言葉を上手に使いこなせない子どもにとって、わがままに見える行動も自分の気持ちを表現する手段の一つです。はじめに、子どものわがままの原因についてみていきましょう。

1. 成長による自己主張

わがままに見える行動は、自己主張によるものも多くあります。子どもは言葉をうまく使えず、また欲求のコントロールもできないので、「食べたい」「遊びたい」といった気持ちを上手に伝えられません。そのため、かんしゃくを起こして訴える場合もあります。
大人にはわがままと感じられても、子どもは自分の気持ちを主張しているだけなのです。自分の考えを主張し、自立する力を育てるために必要な成長段階でしょう。子どもの主張をしっかりと聞き、分かるように話し合うことが子どもの成長にとっても大切です。

2. 親の気を引きたい・甘えたい

子どもは親や周りの大人の気を引きたい時に、わがままを言うこともあります。特に弟や妹が生まれた場合には、それまで自分だけに注がれていた愛情が他に向いていると感じ、愛情を確かめたくなることも。
自分を見てほしい、かまってほしいという気持ちから、わがままを言うこともあります。わがままは子どもの甘えの表れであり、成長し自立するためには必要な過程です。子どもの気持ちを受け止め、適切な対応をしてあげましょう。

3. 生活リズムの変化

生活リズムの変化から、不安やもどかしさを感じてわがままを言ってしまう場合もあります。保育園や幼稚園へ通っている場合、夏休みや冬休みなどの長期休みで生活リズムが崩れると、元のリズムに戻るのが難しい子どもも多いでしょう。園が始まっても、すぐに生活リズムを戻すことができず、わがままになることも。休みの間も一定の生活リズムを保ってあげることは、子どもの心身安定に必要です。

4. 体調不良

体の調子が悪いことをうまく伝えられず、わがままとして表現することもあります。子どもが特にわけもなくぐずっていると思ったら熱があった、という話もよく聞きます。子どもは体調が悪くても、うまく言葉では伝えられないからです。いつもは言わないようなわがままを言う時は、体調をチェックしてあげましょう。

子どものわがままに影響を与える親の対応

ママに甘える女の子
子どものわがままにはさまざまな原因がありますが、長い時間一緒に過ごす親の対応が影響していることもあります。子どものわがままに影響を与える親の対応を紹介します。

1. 過剰な干渉や甘やかし

子どもに対する過剰な干渉や甘やかしが、わがままな態度を促すこともあります。パパやママ、おじいちゃん、おばあちゃんが可愛らしさのあまり何でも手を貸してあげたり、甘やかしたりすると、子どもは誰かがやってくれる、自分の思い通りになると感じてしまいます。保育園や幼稚園など、外の環境でのわがままな行動につながってしまうことも。

2. 感情的な叱責

感情的に怒ったり、逆に叱れなかったり親が適切な対応ができないと、子どもはさらにわがままになることもあります。子どものわがままにイライラしてしまい、感情的に怒ってしまうと、子どもは親に受け入れてもらえないと感じてしまいます。
逆に親が叱らず、自分の思うままに行動することで、子どものわがままに歯止めがかからなくなる場合もあります。親は感情的にならずに、子どもの話を聞き、ダメな理由をしっかりと説明してあげることが大切です。

【年齢別】子どものわがままへの対処法

保育園で泣く子ども
子どもの年齢に応じてわがままへの対応方法は異なります。自我の発達や表現方法、要求などは子どもの成長とともに変化します。ここからは、子どもの年齢別によるわがままの対処方法を紹介します。

1歳

1歳児は自我が芽生えはじめ、イヤイヤ期に差しかかっていることもあります。自分がやりたいことや好きなことにこだわりを見せる時期でもあります。子どもの気持ちに寄り添い、共感してあげることが大切です。
子どもが選択できるようにしてあげたり、手を貸してあげたりすると良いでしょう。少しずつ言葉を理解し始める年齢なので、分かりやすく言葉で伝えてあげましょう。

2歳

2歳児はイヤイヤ期に突入して自己主張が増える一方、気持ちを伝えるのがまだ難しい時期です。この時期は子どもの気持ちを理解し、自立心を育てる対応が大切です。子どもが「どうしたいのか」「何が嫌なのか」を聞き、気持ちに寄り添ったうえで、今はできない理由や代わりにできることを分かりやすく伝えましょう。子どもが自分でやりたいという意思を尊重しつつ、我慢できたことにはしっかりとほめることが大切です。

3歳

3歳児は自己主張が強くなり、わがままな行動が目につきやすくなります。大人の真似をしようとする一方で、うまくできずにかんしゃくを起こすこともあります。このような行動は、感情や社会的スキルが発達している証拠でもあります。
まずは子どもの話に耳を傾け、気持ちを受け止めることが大切です。ただ「ダメ」と否定するのではなく、理由を説明し、代わりの提案をしながら、言葉で気持ちを表現できるよう励ましてあげましょう。やりたいという気持ちを抑え込まずに、子どもが納得するまでやらせてあげることが大切です。自分の気持ちが分かってもらえたことに納得し、我慢できるようになるでしょう。

子どものわがままにイライラした時のお助けアイテム

食洗器を使うママ
子どものわがままで家事が進まないと、ママもストレスがたまるもの。イライラして、つい怒ってしまうこともあるでしょう。ママのイライラを解消できるお助けアイテムを紹介します。

1. 時短家電

子どものわがままでイライラした時は、家事による負担を減らすのが効果的です。時短家電を活用して、家事の時間を大幅に短縮することで、子どもと向き合う余裕ができます。材料を入れてスイッチを押すだけの圧力鍋や食器洗い機、ロボット掃除機などを活用すると良いでしょう。

2. 宅配サービス

小さい子どもがいると、途中でわがままを言ってしまうこともあるため買い物をするのにも一苦労です。宅配サービスを活用すれば、自宅にいながら商品を選べて玄関先まで届けてくれます。子どもの機嫌を気にせずゆっくり買い物ができるので、ママのストレスも軽減できるでしょう。コープの宅配には、下処理のいらない冷凍食品もそろっているので、育児に疲れた時にもおすすめです。

3. ミールキット(食材宅配)

ミールキット(食材宅配)とは、野菜や肉、魚などの注文した食料品を自宅に配送してくれるサービスです。コープのミールキットは、カット済みの食材と調味だれなど調理に必要なものがすべてそろった状態で届きます。届いたらすぐに炒めたり、煮たりするだけで簡単に料理が完成できるため、子どものわがままで時間がなくなった時でもサッと作れて便利です。使用する食材は厳しい基準で検査されたものばかり。子どもにも安心して食べさせられるのも嬉しいポイントです。

子どものわがままと向き合い成長を見守ろう

子どもをあやすママ
大人から見るとわがままと感じることも、子どもにとっては大切な自己主張。子どもの気持ちに寄り添い、話を聞いてあげることが必要です。同時になぜ我慢すべきか、どうしてダメなのかを分かりやすく繰り返し伝えることも大切。やがて成長とともに子どもも自分の言葉で伝えられるようになります。子どものわがままと向き合いながら、成長を見守っていきましょう。
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