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【管理栄養士監修】離乳食の豆腐は冷凍保存していい？ボソボソしないコツや注意点

【管理栄養士監修】離乳食の豆腐は冷凍保存していい？ボソボソしないコツや注意点

冷凍するとボソボソした食感になりやすい豆腐ですが、実は冷凍前の下処理の工夫次第で、離乳食にも使えるようになります。この記事では、離乳食に使う豆腐の冷凍保存方法や、解凍のコツ、注意点を紹介します。あわせて冷凍した豆腐を使った離乳食レシピも紹介するので、離乳食作りに悩むママ・パパはぜひチェックしてみてください。

離乳食2025.12.26

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監修：管理栄養士鳥内雅子先生

病院・特別養護老人ホーム・精神障害者生活訓練施設にて勤務。現在はフリーの管理栄養士として活動。コロナ禍に息子を出産し、離乳食の難しさに直面。同じように悩むお母さんの役に立ちたいとインスタグラムで発信を始めた。現在フォロワー数6.8万人。（2025年12月時点）偏食改善アドバイザーの資格を取得し、離乳食や偏食に悩むお母さんたちに向けてカウンセリングや講座を行っている。

※本記事に関する監修者への問い合わせはお控えください

鳥内雅子先生Instagram

離乳食で使う豆腐は冷凍保存できる？

豆腐を冷凍すること自体は可能です。ただし豆腐はそのまま冷凍すると、水分が抜けてボソボソとした食感になったり、黄色っぽく変色したりすることがあります。豆腐の品質に問題はないものの、そのままでは離乳食に使うのはあまり適しません。

しかし冷凍前にひと工夫加えることで、離乳食にも使いやすくなります。離乳食でよく使う豆腐の冷凍保存のコツを知れば、離乳食作りが少し楽になるでしょう。

離乳食用の豆腐を冷凍保存する方法

そのまま冷凍すると食感が変わりやすい豆腐も、加熱してペースト状にしておけば、解凍後もなめらかな口当たりで赤ちゃんも食べやすくなります。離乳食用の豆腐を上手に冷凍保存する方法を3つのステップで紹介します。

STEP1. 豆腐を加熱殺菌する

大人は生のまま豆腐を食べられますが、赤ちゃんに与える際は殺菌のため加熱が必要です。冷凍保存する場合も、冷凍前に一度加熱殺菌しておきましょう。

＜豆腐の加熱の仕方＞
①電子レンジを使う場合
耐熱容器に豆腐と豆腐がかぶるくらいの水を入れ、ふんわりとラップをかけて1分ほど加熱します。

②小鍋を使う場合
沸騰させたお湯の中に豆腐を入れ、1分ほど弱火で茹でます。

加熱しすぎるとボソボソした食感になったり、豆腐が飛び散ったりするので注意しながら行いましょう。加熱後は粗熱をとってから次の工程へ移ります。

STEP2. ペースト状にする

冷凍によるボソボソした食感を防ぐには、加熱後に豆腐をペースト状にするのがコツ。離乳食初期の間は、すり鉢や裏ごし器を使ってなめらかにしましょう。赤ちゃんが離乳食を食べ慣れてきたら、食品用ポリ袋に入れて指で潰す方法が手軽です。ポリ袋の角を切れば、手を汚さずに器に絞り出せます。

STEP3. 1回分ずつに分けて冷凍する

豆腐をペースト状にできたら、解凍時に使いやすいよう1回量ずつに小分けして容器に入れます。その際、製氷皿や離乳食用の小分け容器を使うと便利です。フリーザーバッグの中で豆腐を平らにならし、1回分ずつになるよう菜箸などですじ目をつけておく方法もあります。

カット済みで手軽に使えるコープの冷凍豆腐もぜひチェックしてみてください。

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冷凍した離乳食用の豆腐を解凍するコツ

冷凍保存した豆腐を離乳食に使うときは、使う分だけをしっかり加熱殺菌してから調理を始めましょう。冷凍した豆腐を解凍するコツを紹介します。

使う分だけ手早く取り出す

冷凍した豆腐を使うときは、使いたい分だけを手早く取り出しましょう。フリーザーバッグにすじ目を入れて冷凍保存していた場合は、すじのところでパキっと折れば簡単に1回分だけ取り出せます。常温で置いていると雑菌が繁殖してしまうため、使わない分はすぐに冷凍庫に戻すのがポイントです。

加熱してしっかり解凍する

一度冷凍した食材は、雑菌の繁殖を防ぐため、加熱して解凍するのが基本です。電子レンジを使えば、手軽に解凍できます。

＜電子レンジでの加熱方法＞
耐熱容器に冷凍した豆腐と少量の水を入れてラップをふんわりかけ、20〜30秒加熱します。まだ中まで温まっていなければ、様子を見ながら追加で数十秒加熱しましょう。

再度すりつぶしてなめらかにする

ペースト状にしてから冷凍しても、解凍しただけでは、どうしてもボソボソ感が出てしまいがちです。なめらかな食感に戻すには、解凍後にもう一度すりつぶしましょう。片栗粉でとろみづけしたり、おかゆや芋などのとろみがある食材と混ぜたりすると、より食べやすくなります。

離乳食用の豆腐を冷凍保存する際の注意点

冷凍保存していても扱い方を間違うと雑菌が繁殖してしまい、衛生上良くありません。離乳食に使う豆腐を冷凍保存するときの注意点を押さえておきましょう。

自然解凍しない

冷凍した食材を食べるときは、自然解凍は避けるのが鉄則。自然解凍は時間がかかり、その間に雑菌が繁殖しやすくなります。加熱することで殺菌効果もあるため、必ず電子レンジや鍋で加熱して解凍しましょう。

一度解凍したものを再冷凍しない

一度解凍した食材を再冷凍するのは、衛生面から避けた方が良いでしょう。食べ残しや解凍後に常温で置いていた食材は、雑菌が繁殖している可能性があります。解凍後すぐであっても、一度解凍すると食感が変わってしまいます。赤ちゃんの安全を考慮し、余ってしまった場合は廃棄しましょう。

1週間以内に使い切る

冷凍といえども、なるべく早めに食べ切るのが望ましいです。離乳食の場合、冷凍した食材の保存期間の目安は1週間以内です。冷凍する際に、容器に日付などをメモしておくと分かりやすいでしょう。期間内であっても、匂いや味に異変を感じたら廃棄するのが無難です。

嫌がる場合は無理に食べさせない

ペースト状にして冷凍しても、冷凍していない豆腐と比べるとなめらかさは劣ります。赤ちゃんは食感に敏感なので、嫌がるようであれば無理して食べさせるのは控えましょう。冷凍が使えない場合は、小分けパックの豆腐を活用し、余った分は大人が食べるなどの方法があります。

冷凍した豆腐もおいしく食べられる離乳食レシピ

冷凍した豆腐はとろみのある料理に使うと、なめらかな食感になり赤ちゃんが食べやすくなります。冷凍した豆腐におすすめの離乳食レシピを紹介します。

【離乳食初期】豆腐と野菜のミルクスープ

ミルクと豆腐を使った栄養満点のスープレシピです。片栗粉を使っているので、冷凍した豆腐でもなめらかな食感になります。

＜材料＞（1〜2回分）

冷凍した絹ごし豆腐　15g
ニンジン　10g
玉ねぎ　10g
調乳済みのミルク　大さじ1
片栗粉　小さじ1/4
水　1/2カップ

＜作り方＞

ニンジンと玉ねぎは皮を剥いて薄切りにする
小鍋に水とニンジン・玉ねぎを入れて中火にかけ、沸騰したら弱火にして5分ほど煮出す
煮えたらニンジン・玉ねぎをザルでこし、野菜スープを取る
豆腐を加熱解凍してすりつぶすか裏ごしする
小鍋に豆腐、ミルク、野菜スープを入れて火にかける
温まったら片栗粉を加えとろみをつける

ＣＯ・ＯＰ片栗粉２２０ｇ（チャックシール付）｜商品情報｜コープ商品サイト｜日本生活協同組合連合会

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【離乳食中期】ほうれん草入り豆腐がゆ

鉄分豊富なほうれん草を入れた主食になるおかゆレシピ。おかゆの固さや分量は離乳食の進み具合に合わせて調節しましょう。

＜材料＞（1回分）

冷凍した絹ごし豆腐　20g
ほうれん草（葉先）　20g
5倍かゆ　50g

＜作り方＞

豆腐を加熱解凍して裏ごしする
ほうれん草はやわらかくなるまで茹で、細かく刻む
小鍋に豆腐、5倍かゆを入れ、なじむまで煮たらほうれん草を加える

【離乳食後期】野菜たっぷり麻婆豆腐

彩り豊かな野菜と豆腐、お肉を一度に摂れる栄養満点なメインおかずです。とろみをしっかりつけることで、冷凍保存した豆腐も喉越し良く、パクパクと食べやすくなります。

＜材料＞（2～3回分）

ニンジン　1/4本　
玉ねぎ　1/4個
白菜　50g
合いびき肉　30g
冷凍した絹ごし豆腐　60g
水　100mL
酒　小さじ1
片栗粉　小さじ1/2
塩　少々
醤油　2～3滴

＜作り方＞

ニンジン、玉ねぎ、白菜を1㎝程度の長さに短冊切りにする
小鍋で合いびき肉を炒め、切った野菜と塩を入れてさらに炒める
水・酒を加えてフタをして弱火で煮る。水分が少なくなり、焦げそうな場合は少量の水を足す
ニンジンが柔らかくなったら、加熱解凍した豆腐と醤油を加え火を止める
同量の水で溶かした片栗粉を、鍋に加えて手早く混ぜる
再び火をつけ、とろみがつくまでよく混ぜる

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「赤ちゃんには安全で栄養のあるものをしっかり食べてほしいけど時間がない」と悩むママ・パパの声から生まれたのがコープ東北のきらきらステップ。離乳食の時期に合わせたミールキットを自宅まで届けるサービスです。品質にこだわった食材を下ごしらえなしですぐに使える状態でお届けします。

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