 
            INDEX
- 離乳食でさつまいもが使えるのはいつから?
- さつまいもの離乳食|月齢別の調理ポイント
- 離乳食初期(生後5~6ヵ月)
- 離乳食中期(生後7〜8ヵ月)
- 離乳食後期(生後9〜11ヵ月)
- 離乳食完了期(生後12〜18ヵ月)
- さつまいもの離乳食|定番&アレンジレシピ
- 基本の下処理
- 離乳食初期:さつまいもペースト
- 離乳食中期:きな粉とさつまいものおかゆ
- 離乳食後期:さつまいもとりんごの手づかみおやき
- 離乳食完了期:さつまいものふわふわ蒸しパン
- さつまいもを使った離乳食の保存方法とポイント
- 冷凍保存の方法
- 解凍方法
- 離乳食でさつまいもを使う際の注意点
- アレルギーに気を付ける
- 赤ちゃんが食べやすいさつまいもを選ぶ
- 離乳食にぴったりなさつまいもでアレンジの幅を広げよう
 
      監修:管理栄養士 鳥内雅子
離乳食でさつまいもが使えるのはいつから?
 
    さつまいもは離乳食初期の生後5~6ヵ月ごろから与えられます。離乳食開始から1週間を目安に、赤ちゃんがおかゆを食べ慣れてきたら取り入れてみましょう。
自然な甘みがあり、なめらかな食感にもできるさつまいもは、赤ちゃんが好んで食べやすい食材です。βカロテンやビタミンC、食物繊維、炭水化物など、赤ちゃんの成長に欠かせない栄養素も豊富に含まれています。
さまざまな食材と相性が良いので、離乳食のレシピの幅も広がるでしょう。なお、調理方法によってはパサつきやすく、喉に詰まりやすいため注意が必要です。離乳食では水やだし汁、ミルクなどを混ぜ、水分を含ませるのがおすすめです。
自然な甘みがあり、なめらかな食感にもできるさつまいもは、赤ちゃんが好んで食べやすい食材です。βカロテンやビタミンC、食物繊維、炭水化物など、赤ちゃんの成長に欠かせない栄養素も豊富に含まれています。
さまざまな食材と相性が良いので、離乳食のレシピの幅も広がるでしょう。なお、調理方法によってはパサつきやすく、喉に詰まりやすいため注意が必要です。離乳食では水やだし汁、ミルクなどを混ぜ、水分を含ませるのがおすすめです。
さつまいもの離乳食|月齢別の調理ポイント
 
    さつまいもを離乳食に取り入れる際は、月齢に合った調理をするのが基本です。月齢別のポイントを押さえておきましょう。
離乳食初期(生後5~6ヵ月)
離乳食初期では、食材はやわらかくなるまでしっかりと加熱し、すり潰してペースト状にするのが基本です。1食分はベビースプーンひとさじ程度が目安です。特に初めて与える時は、アレルギーを考慮して他の食材とは混ぜずにごく少量に留め、徐々に量を増やしていくようにしましょう。
離乳食中期(生後7〜8ヵ月)
離乳食中期は、舌でつぶせる固さ(豆腐くらい)が目安です。さつまいもをやわらかくなるまで加熱した後、粗くつぶすか2〜3mm角に細かく切ってから与えましょう。赤ちゃんが食べにくそうなら、とろみをつけるのもおすすめです。1食分は20〜30gが目安です。
離乳食後期(生後9〜11ヵ月)
離乳食後期は、歯茎でつぶせる固さ(バナナくらい)が目安です。さつまいもは加熱してやわらかくし、5~7mm角に切るか粗くつぶして与えます。1食分は30~40gが目安です。
赤ちゃんが手づかみ食べをし始めたら、8mm〜1cmくらいの厚さの輪切りなど大きめに切ると、無理に口に詰め込みにくくなります。
赤ちゃんが手づかみ食べをし始めたら、8mm〜1cmくらいの厚さの輪切りなど大きめに切ると、無理に口に詰め込みにくくなります。
離乳食完了期(生後12〜18ヵ月)
離乳食完了期になると、歯茎で噛めるようになります。さつまいもはスプーンで切れるくらいの固さになるまで加熱し、赤ちゃんが食べやすい大きさに切ってあげましょう。1食分は40〜50gが目安です。
さつまいもの離乳食|定番&アレンジレシピ
さつまいもは必ず基本の下処理をしてから、調理を開始しましょう。月齢別にさつまいもを使った離乳食のおすすめレシピを紹介します。
基本の下処理
 
    さつまいもの皮下は繊維が多く食べにくいので、離乳食の間は皮を厚めに剥きます。アクも多いので、しっかりとアク抜きするのもポイントです。
アクの抜きの方法は、さつまいもを輪切りにしてボウルに入れ、5〜10分ほど水にさらします。アクが残っていると変色や苦みの原因となるので、忘れないようにしましょう。
アクの抜きの方法は、さつまいもを輪切りにしてボウルに入れ、5〜10分ほど水にさらします。アクが残っていると変色や苦みの原因となるので、忘れないようにしましょう。
離乳食初期:さつまいもペースト
基本となるさつまいもペーストの作り方です。赤ちゃんが苦手な野菜のペーストと組み合わせると、さつまいもの甘みが加わり食べてくれるようになるかもしれません。
■材料(約5食分)
- さつまいも 20g(皮を剥いた状態)
- 水 大さじ2
- 白湯または湯冷し 大さじ1
■作り方
- さつまいもの皮を剥き1cm角に切り、水(分量外)に10分ほどさらす
- さつまいもの水を切って耐熱容器に移し、水(大さじ2)を加える
- 耐熱容器にふんわりとラップをかけ、500Wの電子レンジで2分加熱する
- さつまいもがやわらかくなったら、温かいうちに裏ごしする
- 白湯を加え、すり鉢やブレンダーでなめらかなペースト状にする
さつまいもの固さは菜箸を刺してスッと通るくらいが目安です。加熱が足りなければ、レンジで様子を見ながら10秒ずつ追加します。
離乳食中期:きな粉とさつまいものおかゆ
 
    いつものおかゆにひと手間加えた簡単アレンジ。おかゆの固さは赤ちゃんの離乳食の進み具合に合わせましょう。赤ちゃんの気分も変わり、たくさん食べてくれるかもしれません。
■材料(約1食分)
- さつまいも 20g
- 7倍がゆ 50g
- きな粉 小さじ1/2
■作り方
- さつまいもはやわらかくなるまで茹で、5mm角に切る
- さつまいもを粗くつぶし、7倍がゆと混ぜ合わせる
- きな粉をかけて軽く混ぜる
さらに上からすり潰した黒ゴマをふりかけると、香ばしい風味がついてアクセントになります。
▼内部リンク:同月作成「7倍粥 作り方」
離乳食後期:さつまいもとりんごの手づかみおやき
 
    さつまいもとりんごを使ったスイーツ風のおやきです。手づかみしやすいので、手づかみ食べが始まった赤ちゃんの練習にもぴったり。余ったら大人が食べてもおいしい味わいです。
■材料(約6食分)
- さつまいも 200g
- りんご 1/4個
- 牛乳 大さじ2
- 片栗粉 大さじ1
- バター 適量
■作り方
- りんごは皮むいて細かく切り、耐熱容器に入れて500Wの電子レンジで3分ほど加熱する
- さつまいもは皮を剥いて0.5㎝幅の輪切りにし水にさらした後、耐熱容器に移し電子レンジで4分ほど加熱する
- さつまいもをマッシャーでつぶし、りんご、片栗粉を入れよく混ぜる
- 牛乳を少しずつ加えながら練り混ぜる
- 食べやすい形に成形し、バターをひいたフライパンで両面に焼き色がつくまで焼く
離乳食完了期:さつまいものふわふわ蒸しパン
 
    朝食にもおやつにもなる蒸しパンのレシピ。ホットケーキミックスとレンジで簡単に作れます。
■材料(約5個分)
- さつまいも 100g
- ホットケーキミックス 150g
- 牛乳または溶いた粉ミルク 150cc
■作り方
- さつまいもは1cm角に切り、耐熱容器に入れて500Wの電子レンジで4分ほど加熱する
- ホットケーキミックスと牛乳をボウルに入れよく混ぜ合わせる
- さつまいもを加え、軽く混ぜる
- 電子レンジ対応のカップに均等に流し入れる
- ラップをせずに電子レンジで3分ほど加熱する
- ラップをふんわりかけ、さらに10秒加熱する
竹串で刺して生地がついてこなければ完成です。
さつまいもを使った離乳食の保存方法とポイント
「作った離乳食が余ってしまった」「忙しい時のために作り置きしたい」場合は、冷凍保存が可能です。さつまいもを使った離乳食の冷凍保存のポイント、解凍の仕方を紹介します。
冷凍保存の方法
 
    さつまいもを使った離乳食は、冷凍保存が可能です。調理後に粗熱をとり、ペースト状のものは製氷皿などを活用して1食分ずつに分け、固形のものは1個ずつラップに包んで冷凍保存袋にまとめ冷凍庫へ。衛生面から、冷凍保存したものは1週間を目安に食べ切りましょう。
解凍方法
冷凍したものを赤ちゃんに与える際は、必ず再加熱しましょう。1食分を耐熱容器に移してふんわりとラップをかけ、500Wの電子レンジで40秒ほど加熱します。加熱が足りなければ、様子を見ながら10秒ずつ追加を。水分が飛んでしまったらお湯を足してのばします。
離乳食でさつまいもを使う際の注意点
 
    離乳食にさつまいもを取り入れる場合には、アレルギーと選び方に注意しましょう。それぞれのポイントを解説します。
アレルギーに気を付ける
さつまいもは食品表示法でアレルギーを引き起こす食材としては指定されていないものの、まれにアレルギー症状が出る可能性があります。
<主なアレルギー症状>
- かゆみ
- 湿疹
- じんましん
- 目の充血
- 呼吸困難
- 嘔吐
- 腹痛
- 意識が朦朧とする など
万一に備え、初めてさつまいもを与える時はごく少量に留め、病院を受診しやすい平日午前中に試すようにしましょう。
赤ちゃんが食べやすいさつまいもを選ぶ
細くてひげ根が多いさつまいもは、繊維が多く赤ちゃんにとっては食べづらいものです。赤ちゃんが食べやすいさつまいもの特徴を押さえておきましょう。
<離乳食に向いているさつまいもを選ぶポイント>
- 皮の色が均一でツヤがある
- 太くふっくらしている
- 表面にも蜜がしみ出ている
品種によっても味や食感が異なるので、赤ちゃんが好みのものを探してみるのがおすすめです。
離乳食にぴったりなさつまいもでアレンジの幅を広げよう
 
    食べやすくて栄養たっぷりのさつまいもは、離乳食で重宝する食材です。まだ食べられるものが少ない離乳食初期にも使えるのもうれしいポイントです。さまざまな食材に合いやすいので、自分なりのアレンジを楽しんでみてください。
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