育児ストレス溜まっていませんか?良好な夫婦コミュニケーションで健やかに暮らす方法
働き方や家族の形の変化により、育児環境はこの数十年で大きく変化しました。特に産後は環境が大きく変化するタイミングのため、知らないうちにストレスを溜めこんでしまうことも。
今回は、カップル・夫婦間コミュニケーション講座を実施している、株式会社すきだよのあつたゆかさんに、ストレスを溜めずに健やかに暮らすためのコミュニケーションのポイントについてお話を伺いました。
また、記事後半では忙しいご夫婦におすすめのコープ活用法についてもご紹介します。

今回お話を伺ったのは

株式会社すきだよ代表取締役 あつたゆかさん

家族・パートナーシップに関する社会課題を解決し、ふたりらしい生き方を支援する取り組みを行っている。
共働きカップルの対話支援アプリ「ふたり会議」のサービス提供や企業・自治体向けコミュニケーションセミナーや各種講座を行っている。TBS・フジテレビ・ABEMA・日経ウーマン・日経新聞などメディア掲載多数。著書に『仕事も家庭もうまくいく!共働きのすごい対話術』がある。
株式会社すきだよ/共働きカップル・夫婦の対話アプリ「ふたり会議

産後のストレスの原因とは

赤ちゃんとお母さんの写真
―――あつたさんは、ママさんからご相談を受けることも多いそうですが、産後のストレスの原因はどのようなものが多いのでしょうか。
産後のストレスの原因としては、大きく3つに分けられるかと思います。

1つ目はお子さんの特性です。なかなか泣き止まないお子さんもいれば、よく寝るお子さんもいますよね。

2つ目は、子育てを取り巻く環境です。親が育児へのリソースをどれくらい取れるかという点では、お母さんがワンオペなのか、夫婦で協力しているのか、実家のサポートは受けられるかなどで状況が変わりますし、さらにシッターサービスなど外注ができるのかによっても変わります。

3つ目は、お母さんとお父さんの性格によってもストレスを抱える場合があります。すべてをきっちりやりたいタイプの方や、「赤ちゃんが泣いているのは自分のせい」など思い詰めてしまうタイプの方は、ストレスを抱えやすい傾向があります。

子育ては、親にとっては未知なことばかりなので、1人で悩むのはしんどいですし、ストレスになりやすいです。
不安や悩みはパートナーやご実家の両親、自治体の方などの第三者の方にシェアすることはとても大事ですし、特にパートナーの方とは2人でどう解決していくか、チームを組めているかが重要です。

一般的にはお子さんが小学校に入ると一段落すると言われることもありますが、月齢によってすごく楽になることってないんですよね。一つのことが落ち着いてきて心配なくなったとしても、また新たな問題や悩みが発生するので、子育て中の方は常に新しい変化に対応しないといけないんです。
あつたゆかさん_写真
―――そのような状況下で育児のストレスを解消する方法にはどのようなものがありますか。
まず、ストレスを感じたときに打ち明けられる人や一緒に考えてくれる人の存在はとても大きいです。ご自身でメンタルの不安や負担を感じたら、誰かにシェアするということを心がけるといいと思います。

次に、物理的な時間の問題についてです。子育て世帯の方たちは、どうしても時間に追われがちになります。
時間の捻出方法は色々あるのですが、ベビーシッターや自治体のファミリーサポートなど外注したり、コープなどの宅配サービスを活用したり便利家電を使ったりして家事の時間を減らす方法もあります。

家事の絶対量を減らすことを検討するのも一つの手段です。産前と同じ家事の量を産後も頑張ろうとする方が多いのですが、そうすると物理的に育児の時間が増えるので、仕事でいう『残業』になってしまうんです。例えば、夫婦二人の生活のときは、週3回丁寧に掃除していたのを週1回にするなど、『やらない家事』を見つけることも必要です。

お子さんからしても、親がイライラしているのはよくないことですよね。お母さんとお父さんがハッピーであることは、お子さんのハッピーにもつながります。子育て世帯の方には、ぜひ『戦略的にご自愛する時間』をとってもらいたいですね!夫婦で育休をとるのもいい選択肢だと思います。

とても大切な「出産前の夫婦の認識合わせ」

リビングで会話する夫婦の写真
―――出産前に準備しておいた方がいいことや、夫婦で認識を合わせておいた方がいいことはありますか?
準備しておくこととしては、シッターやファミリーサポート、コープの宅配など利用が想定されるサービスの登録があげられます。出産後は時間に追われてしまうことが多いので、妊娠中に済ませておくのがおすすめです。シッターなどは事前に面談が必要なことがありますし、コープなどの宅配サービスは配達の量やリズムに慣れておくといいと思いますよ。

夫婦での認識合わせについて、産後の夫婦間でトラブルの原因は、『家事育児の分担』が多いように思います。そこで、産後の1〜3年の間にお互いどんなことに注力したいのか、人生の優先順位について話し合うのがおすすめです。
例えば、お父さんの「昇進」が控えているとしたら、「半年後に昇給できるかもしれないから試験の勉強を頑張りたい」という状況であれば、その半年間は育休がとれずお母さんに負担をかけてしまう可能性が高いですよね。
一方で、お母さんも育休中にスキルアップの勉強をしたいと考えていたら、育児の他に勉強時間を確保したいですよね。
自分たちの優先順位について考えた時、子育てが1番なのか、そうではなくて子育ても大事にしつつ自分のキャリアやスキルアップについても頑張りたいのか、お互いに思っていることを話すのが第1のステップだと思います。

お父さんが昇進のための勉強を、お母さんもスキルアップの勉強を頑張るとなれば、将来的に収入アップの可能性があり、家族にとってはメリットが大きいですよね。未来やゴールを見据え、その目的を達成するために、家事育児の分担をどうするか話し合えるといいですよね。例えば、シッターさんの利用や便利家電の購入検討、コープなど宅配サービスの利用など、分担や外注の方法と利用期間などについて細かく話していくといいと思います。

こういった話をしないと、「育児全く手伝ってくれない」「勉強なんて今することじゃない」と不満が出てきたり、ギスギスしやすくなったりしてしまいます。
「何に時間をかけたいのか」は人によって異なります。例えば、家事に一切価値を見出せないから基本外注するという方もいます。家事や育児は好きなのか、どれくらい頑張りたいのかなどのリソースの注力具合についても話しておくといいと思います。

また、優先順位は途中で変わってもいいと考えています。例えば、スキルアップの勉強をしようと思っていたけど、出産したらお子さんが可愛くて、勉強とかどうでもよくなるくらい一緒にいたい、と思うこともありますよね。そうなったときは、子育ての優先順位が上がり、逆に勉強や家事が下がることになり、分担やリソースを見直す必要があります。
―――育児についてパートナーと話したいけど、相手が仕事で忙しいと「迷惑をかけたくない」となかなか相談できず、結果として1人で抱えこみ自分自身にプレッシャーをかけてしまう方もいるのではないかと思います。パートナーと話すきっかけはどのように持ったらいいのでしょうか。
パートナーの頑張りを知っていて、でも責めたくもないし迷惑をかけたくない、相手を気遣うからこそ言えない、というのはすごくわかります。

まずパートナーと話すとき、『誰も悪くない』という前提で話すのがとても大事です。自分が辛いと感じていることをパートナーに打ち明けるのは、必ずしも相手を責めることにはつながりません。人によっては言い方に気をつける必要があるかもしれませんが、「話を聞くだけでいい」「とにかく聞いて欲しい」と自身が本当に辛いということを伝えましょう。

さらに、その状況を少しでも解消するためはどうしたらいいかの提案をしたり、ご褒美に欲しいものをリクエストしたりして、相手に負担をかけない解決方法を見つけることが大事だと思います。
―――逆の立場に立った場合、パートナーが辛い状況になっているときに、どう寄り添っていくのがよいのでしょうか。
一番やってはいけないのは相手の辛さを軽んじるような態度をとることです。もしあまり育児に関わっておらず共感ができないことがあっても、どうしたら少しでも解消できるのか一緒に考えたり、「自分にできることはある?」と聞くことで解消のアイデアが出てきたりすると思いますよ。

夫婦コミュニケーションのポイント

手をつなぐ夫婦
―――夫婦コミュニケーションのポイントはどのようなものがありますか?

やはり我慢したり溜めこんだりするのはよくないですね。コミュニケーションが悪化する原因になりますし、相手も「言われてないからわからない」という状況になるので、自分が「辛い」と感じたらすぐに伝えたほうがいいですね。

産後クライシスとも言われるように、出産後に夫婦仲が急激に悪くなる場合があります。これは出産後に時間も気持ちも余裕がなくなってしまい、コミュニケーションを難しくさせることが原因です。
それを防ぐために、妊娠中にご夫婦で「産後クライシスというのがあるらしいよ」「産後こうだったらどうしようか」みたいな話をしておくといいと思います。
例えば、お子さんがなかなか寝なかったら、自分が睡眠不足になってしまい、そうすると不機嫌になったり体調不良になったりしやすいので、寝る時間を確保しておきたい、みたいに話しておくといいかもしれませんね。
あと、伝え方にもポイントがあります。
「自分」や「私たち」を主語にする『アイメッセージ』で伝えるのがいいですね。「あなた」を主語にすると、聞いた相手は責められている印象を受けることがありますが、主語を変えるだけで同じ内容でも伝わり方が変わってくるんです。例えば、「今こういう状況で私は辛いと感じている。でも私たちにとってハッピーになる方法を探していきたいとも考えているんだけど、どう思う?」みたいな形で伝えていただくといいと思います。

時間の確保も重要です。子育て中のご夫婦は、能動的に時間をとらないと話し合いの時間がとれなくなってしまいます。子育て中だと夫婦コミュニケーションの優先度が下がってしまいがちですが、上手くできていないと日常生活に支障が出てしまいます。
時間の取り方はご夫婦によって様々ですが、例えばお子さんが寝た後に毎日5分だけ話を共有するという方もいますし、月に1回ファミリーサポートにお子さんを預けている間に、ファミレスでお互いの中長期的なキャリアやお金の見直しについてじっくり話し合うという方もいます。お互い忙しくバタバタしていてずっと言えないみたいな状況になりやすいからこそ、積極的に2人で話す時間をとってほしいと思います。

子育て中のママ・パパの強い味方!コープの個人宅配

コープ宅配の写真
家事や育児に忙しい毎日の中で、買い物にかける時間はできるだけ短くしたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
コープの個人宅配は、週に1回ご自宅にお届けするので、スーパーなどへの往復時間を大幅に削減でき、重い荷物を運ぶ手間も省けます。特に、小さなお子さんを連れての買い物は気を使ったり、体力を消耗したりすることもあると思います。コープの個人宅配を利用すれば、買い物のストレスを軽くできるだけでなく、おうちで家族と過ごす時間を増やすこともできます。

さらに、コープは日用品や雑貨品、衣服や本も購入できるんです!
野菜や肉、魚などの生鮮食品だけでなく、冷凍食品やレトルトの食品類はもちろん、日用品も豊富にラインナップ。特にかさばって運びにくいトイレットペーパーやティッシュペーパー、お子さんのオムツなどを食品と一緒にコープで注文すればご自宅までお届けします!育児で忙しい日々でも、コープを活用すれば必要なものを一度に注文から宅配でき、買い忘れも防ぐことができます。

コープの注文はアプリやWEBから簡単にでき、置き配も指定できます。職場への出社が必要な方や共働きの方、おうちで赤ちゃんを寝かしつけている方でも安心して利用できます。

おすすめのコープ活用法

きらきらステップ離乳食の写真
コープの個人宅配を最大限に活用するためのおすすめ方法をご紹介します。

まず、離乳食が必要な5ヶ月〜3歳のお子さんには、「きらきらステップ」シリーズが便利です。このシリーズは月齢に合わせた幅広いラインナップを展開し、WEBでレシピも公開していますので、栄養バランスの取れた離乳食を手軽に準備できます。また、3歳から6歳のお子さん向けには「きらきらキッズ」シリーズがおすすめです。

ママ・パパの夕食準備には、コープのミールキットがとても便利です!必要な材料がすでにカットしてあるので、献立を一から考える必要がありません。最短10分でスピード調理ができるので、仕事で疲れて帰宅した後でも、短時間で美味しい夕食を作ることができます。

忙しくて料理をする余裕がないときや産後すぐには、栄養バランスを考えた献立のお弁当が自宅に届く夕食宅配サービスがおすすめ。料理の負担が減らすことによって、体を休めたり、ご家族と過ごす時間を増やしたりしましょう!

赤ちゃんのミルク作りにおすすめなのが、アクアクララのウォーターサーバーサービスです。
ウォーターサーバーから水だけでなく、お湯も注ぐことができるので、調乳の度にお湯を沸かす手間を省くことができます。ウォーターボトルは、ご自宅まで配送するので、重たい水を買って運ぶ必要はありません。安心安全なきれいなお水なので、赤ちゃんから大人まで美味しくお飲みいただけます。

コープを活用して、家事育児の負担を減らそう!

できるだけ育児ストレスを溜めずに解消するには、夫婦間のコミュニケーションがとても重要です。またコープの個人宅配やサービスを活用すれば、家事に費やす時間を減らして、夫婦や1人で過ごす時間を作ることもできます。産後クライシスを回避するためにも、日々の家事や育児の負担を減らしながら、健やかで幸せな生活を送りましょう!
宮城・福島のコープ宅配はこちら

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