
INDEX
- オートミールはいつから離乳食に使える?
- 離乳食初期からオートミールは食べられる
- 離乳食でオートミールを与えるメリット
- 離乳食で使えるオートミールの選び方
- 離乳食初期(5〜6ヵ月)|オートミールを使ったレシピ
- 食べ方のポイント
- オートミールを初めて食べるなら「ミルク粥」
- 離乳食中期(7〜8ヵ月)|オートミールを使ったレシピ
- 食べ方のポイント
- アレンジできるミルク風味の「野菜リゾット」
- 赤ちゃんが喜ぶ甘いオートミールのデザート「バナナヨーグルト」
- 離乳食後期(9〜11ヵ月)|オートミールを使ったレシピ
- 食べ方のポイント
- 手づかみ食べやおやつにぴったり!オートミールの「おやき」
- 1歳のバースデーに!オートミールの「パンケーキ」
- 離乳食にオートミールを使う際の注意点
- 食物アレルギーに気を付ける
- 赤ちゃんの体調や消化力に合わせて与える
- オートミールだけに頼らず栄養バランスを考える
- 保存する場合は冷凍・加熱方法を守る
- 離乳食におすすめ!コープのオートミール
- 栄養満点なオートミールを離乳食に取り入れて、楽しい食事を
オートミールはいつから離乳食に使える?

オートミールは離乳食初期から取り入れられ、食べることでさまざまなメリットを得られます。まずはオートミールが食べられる時期やメリット、選び方を紹介します。
離乳食初期からオートミールは食べられる
オートミールは、離乳食初期から使用できる食材です。ただし、離乳食で与える際には、粒が残らないほどなめらかにすりつぶす必要があります。
離乳食初期は固形物の食感に慣れる時期でもあるので、野菜に慣れてきた中期ごろ(7~8ヵ月ごろ)から取り入れていくのがおすすめです。
離乳食でオートミールを与えるメリット
■離乳食にオートミールを与えるメリット
- 栄養価が高い
- スムーズな排便を促す
- アレルギーの心配が少ない
- 水溶性の食物繊維が多い
オートミールにはビタミンやミネラル、タンパク質、鉄、カルシウム、葉酸などが豊富に含まれていて、離乳食で不足しがちな栄養が補えます。また水溶性食物繊維も多く含まれているため、便をやわらかくし、スムーズな排便へと促します。
オートミールはグルテンフリーのものが多いため、小麦のような食物アレルギーの心配も少ないでしょう。水分を少し含ませて加熱すれば2〜3分で調理できるため、インスタント食品のように時短料理が叶います。ほのかな甘みや香り、とろみがあるので他の食材とも合わせやすく、さまざまな料理に使えるのが魅力です。
離乳食で使えるオートミールの選び方
オートミールには種類があり、離乳食には簡単に調理ができて味付けされていない「クイックオーツ」がおすすめです。
オートミールの主な加工方法や特徴は以下の通りです。
種類 | 加工方法 |
ロールドオーツ | 脱穀した麦を蒸して、ローラーで伸ばしたフレーク |
クイックオーツ | ロールドオーツを細かくしたもの |
インスタントオーツ | ロールドオーツを加工したもの、味付けされているものもある |
スチールカットオーツ | 挽き割り加工しただけ、外皮や麦芽が残っているもの |
オーツブラウン | オーツ麦の外皮の粉、栄養価が高い |
クイックオーツは小さめでやわらかく、お湯や水でふやかしただけで食べられます。粘り気があり、ドロッとした食感が離乳食にぴったりのオートミールです。
離乳食初期(5〜6ヵ月)|オートミールを使ったレシピ
離乳食初期は食事に慣れることが大切なので、無理のない範囲でオートミールを与えましょう。オートミールの基本レシピ、ミルク粥を紹介します。
食べ方のポイント
■量の目安
ひとさじ〜30g程度(ふやかしたもの)
■形状
水分と一緒に加熱し、すりつぶしまたは裏ごしをする
オートミールは吹きこぼれやすいため、汁椀サイズの器で調理するのがおすすめです。調乳後のミルクを入れると、穀物の匂いが和らぎ、栄養価も高くなります。
オートミールを初めて食べるなら「ミルク粥」

基本のミルク粥レシピです。簡単に作れるので重宝すること間違いなしのレシピです。
■材料
- オートミール 小さじ2(約4g)
- 調乳済み粉ミルク 大さじ1
- 水 大さじ2
■作り方
- 耐熱容器に材料すべてを入れ、オートミールをふやかすために少し置く
- ラップをせずにレンジで加熱する(600Wで約40~60秒)
- 取り出してスプーンでよく混ぜる
- 分量外の水を少しずつ加えて、適切な温度とやわらかさにする
必要であればなめらかになるまで、すりつぶしましょう。
◾️中期
- オートミール 小さじ4(約8g)
- 調乳済み粉ミルク 大さじ2
- 水 大さじ2
- 加熱時間 1分10秒
◾️後期
- オートミール 小さじ6(約12g)
- 調乳済み粉ミルク 大さじ2
- 水 大さじ3
- 加熱時間 1分20秒
離乳食中期(7〜8ヵ月)|オートミールを使ったレシピ
離乳食中期のレシピを紹介します。オートミールをさまざまな食材と組み合わせてバランス良く仕上げましょう。
食べ方のポイント
■量の目安
50g程度(ふやかしたもの)
■形状
水分と一緒に加熱し、舌でつぶせる固さ
離乳食中期になると、初期より少し大きめでも食べられるようになります。2回食になるため、食事から栄養が摂れるようバランスを考えましょう。
アレンジできるミルク風味の「野菜リゾット」

野菜がたっぷり食べられるリゾット。野菜や魚、肉の種類を変えればアレンジも可能です。
■材料
- オートミール 小さじ2.5(約5g)
- 調乳済み粉ミルク 30ml
- チキンスープまたは、かつお昆布だし(離乳食向け) 150ml
- にんじん 10g
- たまねぎ 10g
- じゃがいも 10g
■作り方
- 野菜をみじん切りにする
- チキンスープまたは、かつお昆布だしで1を煮る
- 2がやわらかくなったらオートミールとミルクを加えて弱火で煮る
赤ちゃんが喜ぶ甘いオートミールのデザート「バナナヨーグルト」

バナナとヨーグルトで作る簡単デザートです。主食とタンパク質が補えます。
■材料
- オートミール 小さじ2.5(約5g)
- 水 35g
- ヨーグルト 30g
- バナナ 適量
■作り方
- オートミールと水を電子レンジで加熱する(600Wで約2分)
- 完全にふやけて冷めたらヨーグルトとつぶしたバナナを混ぜる
離乳食後期(9〜11ヵ月)|オートミールを使ったレシピ
離乳食後期になると3回食になったり、食べられる食材が増えたりします。子どもの発達や好みに合わせながら、楽しく離乳食を進めましょう。
食べ方のポイント
■量の目安
80g程度(ふやかしたもの)
■形状
水分と一緒に加熱し、歯茎でつぶせる固さ
3回食になるので食事を楽しめるような工夫を。自分で食べる練習をするため、持って食べられるメニューを用意すると良いでしょう。
手づかみ食べやおやつにぴったり!オートミールの「おやき」

バナナや野菜以外にもさまざまな具材でアレンジできるおやき。しらすと青のりで和風に味付けするのもおすすめです。
■材料
- オートミール 大さじ2.5(約15g)
- 水または調乳済み粉ミルク 75ml
- バナナや野菜などの具材 適量
■作り方
- 鍋にオートミールと水を入れ、ドロドロになるまで煮る
- 具材を混ぜ入れ、油を薄くひいたフライパンに平たくなるよう生地を落とす
- 両面に軽く焼き目がつくまで焼く
1歳のバースデーに!オートミールの「パンケーキ」

バナナの甘みがふんわり感じられるパンケーキです。フルーツやヨーグルトをトッピングすれば、1歳の誕生日ケーキにも使えます。
■材料
- オートミール 大さじ5(約30g)
- 薄力粉 大さじ3
- ベーキングパウダー 小さじ1/2
- 牛乳または調乳済み粉ミルク 100ml
- 卵 1個
- バナナ 1本
- サラダ油 少々
※薄力粉・ベーキングパウダーではなく、ホットケーキミックス20gでも代用可能
■作り方
- 耐熱容器にオートミールと牛乳または粉ミルクを加え混ぜ合わせ、ふんわりとラップをして電子レンジで加熱する(500Wで2分)
- 薄力粉、ベーキングパウダー、卵を加え、しっかり混ぜ合わせる
- バナナをつぶして2に加えて混ぜる
- 熱したフライパンに油をひき、3の生地を丸く落として両面を中火〜弱火で焼く
離乳食にオートミールを使う際の注意点

離乳食にオートミールを使う場合、赤ちゃんの体調に合わせてバランスの良い食事を与えることが大切です。冷凍する場合の注意点も確認しましょう。
食物アレルギーに気を付ける
オートミールを始めて与える時は、他の食材と同じように少量から与えましょう。
オートミールは小麦とは異なり、グルテンをほとんど含んでいないため食物アレルギーが出る可能性は低い食材です。ただし、加工過程で微量の小麦が混じる可能性もあるため、購入の際にはグルテンフリーかどうかを確認すると安心です。
万が一に備えて、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与えるようにしましょう。
赤ちゃんの体調や消化力に合わせて与える
オートミールは食物繊維が豊富なので便通が良くなる一方、与えすぎるとお腹が緩くなる可能性が高くなります。また風邪のような体調不良の際は消化に負担がかかるため、控えた方が良いでしょう。
オートミールを固い状態のまま食べさせると、のどや消化管に張り付き、誤嚥(ごえん)や消化器官に負担をかけるといったことも起きるかもしれません。消化力は個人差が大きいので、水分をしっかり含ませた上で適量を守りましょう。
オートミールだけに頼らず栄養バランスを考える
オートミールは栄養が豊富ですが、それだけでは補えません。そのため魚や肉、野菜などをバランスよく食べることが大切です。
オートミールだけで栄養が解決するわけではないため、いろいろな食材の中の1つとして取り入れていきましょう。
保存する場合は冷凍・加熱方法を守る
調理したオートミールを冷凍する場合、保存方法や加熱方法を守りましょう。
保存する:あら熱が取れたオートミールを1食分ずつラップや容器に分けて冷凍する
解凍する:電子レンジ(500Wで30〜40秒)や鍋で加熱する。水分を足して加熱するとパサパサしにくい
解凍する:電子レンジ(500Wで30〜40秒)や鍋で加熱する。水分を足して加熱するとパサパサしにくい
赤ちゃんに冷凍したオートミールを与える際は、必ず再加熱してから与えましょう。なお保存期間は1週間程度です。
離乳食におすすめ!コープのオートミール

コープのオートミールは食物繊維や鉄分、ビタミンB1が豊富に含まれています。赤ちゃんはもちろん大人にもおすすめ。宅配サービスもあるので、赤ちゃんがいて買い物に行きにくいママにも便利です。
離乳食に大活躍なオートミールはこちら
栄養満点なオートミールを離乳食に取り入れて、楽しい食事を

オートミールは栄養満点な上、手軽に使える食品です。乾物なのでストックができ、水分を加えるだけでお粥状になるため、忙しいママの味方にもなります。赤ちゃんの様子を見ながらオートミールを取り入れた離乳食を進めていきましょう。
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