おしゃれに見せたい人必見!盛り付けの3つの基本
料理の盛り付けの基本を紹介します。料理は彩り・高さ・バランスを考えて盛り付けると、おしゃれに仕上がります。
①彩り
食材を選ぶ際に彩りを考慮すると、見た目が華やかになるだけでなく、栄養バランスも良くなります。基本は「赤・黄・緑」の3色を意識すること。色のバランスは均等でなくても大丈夫です。
特に緑色は食欲をそそる色と言われています。緑が足りないなと感じたら、みずみずしい葉物野菜や、色が落ちない程度に茹でた野菜などを差し色として添えるのがおすすめです。もし食材で色味を加えるのが難しければ、カラフルな食器を使うという方法もあります。
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②高さ
高さや立体感を意識して盛り付けると豪華な印象に。例えば、パスタはトングを使ってクルクル巻きながら高く盛る、プレート料理のご飯は山のようにこんもり盛ると良いでしょう。おかずは菜箸を使い立体感が出るように丁寧に並べ、飾りやトッピングでさらに高さ出すと見違えますよ。
③バランス
料理とお皿のバランスによっても印象が変わります。お皿に目一杯盛ると親しみやすくカジュアルな印象になるので、ガッツリ系の料理や大皿料理でみんなでワイワイ楽しみたいときにぴったりです。高級感を演出したい場合や食材を目立たせたい場合は、料理の分量を控えめにして余白を残すように盛り付けます。メイン料理とお皿の余白の割合が3:7くらいになるようにすると、上品に見えるでしょう。
【料理別】おしゃれに盛り付けるコツ
盛り付けの基本が分かったところで、料理別におしゃれに見せる盛り付けのコツを紹介します。ここでは和食と洋食にわけて代表的な料理とサラダ、デザートについて説明します。
和食
和食の料理別の盛り付けのコツがこちらです。
天ぷら | 奥に長いもの、手前に小さいものを並べ、立てかけるように盛り付ける |
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煮物 | 余白を意識して食材ごとに盛り付けると上品に(高さのあるものをうしろにするとバランス良し)、もしくはバラバラに彩り良く盛り付ける |
焼き魚 | 頭が左、腹が下になるように器に置く。あしらいはお皿の右下に |
刺身 | ツマを土台にして高さを出す(高く育つ杉の木に例えて「杉盛り」と呼ばれている) |
和食を盛り付ける際は、それぞれ意識してみましょう。
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洋食
洋食も料理ごとに盛り付けをきれいに見せるコツがあります。
肉料理 | ナイフとフォークで食べることを考慮し左右均等に。メインを真ん中に置き、彩りとなる野菜などを上に添える |
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魚料理 | 基本は皮目を下にする。ただし金目鯛など皮目がきれいな魚は上にすることも。魚の上に添え野菜を盛り、最後にソースをかける |
オードブル | 余白を残すように盛り、余白の部分にソースで模様を書くとおしゃれな雰囲気に |
サラダ
葉物野菜はしっかり水切りし、中央に高さが出るようふんわり盛るとバランス良く見えます。食材も「赤・黄・緑」を意識して組み合わせ、カラフルに仕上げましょう。さらに食材のカットの仕方でよりおしゃれに。サラダをおしゃれに盛り付けるコツを紹介します。
- 具材の大きさを揃える:すべてピーラーで薄くする、サイの目にするなど
- 具材の形に合わせる:ポテトサラダ・タマゴサラダは丸を作るように盛る
- 食材を器にする:アボカドや柿などの果物をくりぬき器の代わりに
デザート
デザートは単品の場合は平皿に盛り、余白にソースやフルーツなどで装飾をすると華やかです。1つのお皿に何品か盛る場合は、背の高いものを一番うしろにして高低差を付けるとバランスが良いです。
そしてメインのデザートにアイスやフルーツを添えるとより豪華に。ミントなどで緑の差し色を加えるのもおすすめです。
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【食器別】盛り付けルールとおしゃれに見えるバランス
続いて、和食器・洋食器それぞれのルールやバランスの取り方を見ていきましょう。
和食器①正面を意識する
和食器には正面があり、正面を食べる人の方に向けて置くのが基本です。主な置き方の例が以下です。
- 木目のある器:木目が横になるように置く
- 文様がある器:文様がある面、最も華やかに見える面を正面として置く
- 葉皿:葉先を向こう側または左側に向けて置く
和食器②非対称を意識する
料理全体の調和を取るには、食器の形が重要です。和食の食器選びは「非対称」を意識すると立体感が出せます。例えば焼き魚など流線型の食材や、丸餅のように角がない食材は角皿に盛る、もしくは鋭角が出るように三角形を意識して丸皿に盛ると良いでしょう。煮物なら深皿を選ぶと高さが出しやすいです。
洋食器|統一感を演出する
洋食器は、シンプルなもので揃えて統一感のある美を演出します。丸皿が大半で、大きめ・小ぶり・深めのお皿とボウルの4種類が基本です。種類によってそれぞれ用途が決まっています。
種類 | 特徴 | 用途 |
---|---|---|
ディナープレート | 大きめの皿 | メインディッシュを盛り付けるための皿。肉料理や魚料理に |
デザートプレート・パンプレート | 小ぶりの皿 | 一人分のデザートやパン用の皿。料理の取り分け用にも |
スーププレート | 深めの皿 | スープ用の皿、サラダボウルとして使用する場合もある |
おもてなし料理のおしゃれな盛り付け例
最後に特別な日のおもてなし料理におすすめの盛り付け例を紹介します。いつもの盛り付けにひと工夫加えて、お客をもてなすおしゃれな料理に仕上げましょう。
アクセントになる飾りをあしらう
飾りやトッピングを添えれば、いつもの料理がおもてなし料理に変身します。和食なら食材の下に笹の葉を引く、洋食ならベビーリーフを添えたり、ハーブやドライパセリ・ナッツを散らしたりするといったテクニックがあります。野菜を飾り切りにして添えるのもおすすめです。
食器の使い方で非日常感を演出する
普段は使用しない器を用いるだけで、一気におしゃれ度満点です。真似しやすいテクニックが以下です。
- サラダ:ボウルではなくグラスなどに盛り付けると、カフェのようなおしゃれな雰囲気に
- スープ:大きめのお皿を受け皿として重ねると、レストランのような特別感が出せる
- フライパン料理:フライパンのままテーブルに出せば、熱々の湯気や肉汁を閉じ込めたまま本格的な気分が味わえる
一口ずつ規則的に並べる
複数人集まるパーティでは、手にとりやすいように一口サイズにするのがおすすめです。料理を小分けにして薄切り肉や葉物野菜で巻いたり、カナッペのように一口サイズに切ったフランスパンの上に料理を乗せたりすると良いでしょう。それらをプレートの上に規則的に並べれば、手軽に華やかなテーブルの完成です。
メッセージを書く
お祝いやイベントの席では、レストランなどで見かけるメッセージプレートに挑戦してみてはいかがでしょうか。きれいにメッセージを書く手順を紹介します。
- メッセージを書くスペースが取れるよう、大きめの平皿を用意する
- 平皿にデザートなどを盛り付ける
- お皿の余白に「誕生日おめでとう」など伝えたいメッセージをチョコペンで書く
ポイントは固まりづらいソフトタイプのチョコペンを使って、一画ずつ丁寧に書くことです。
少しの意識で料理の盛り付けが一気におしゃれに!
料理をおしゃれに盛り付けるための基本は、彩り・高さ・バランスの3つ。この3つを押さえれば、普段の食卓が見違えます。さらに料理の種類や食器に合わせたポイントを意識すると、よりセンスアップを目指せるでしょう。目でも料理を楽しめる、おしゃれな盛り付けに挑戦してみませんか。
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