
魚料理をおいしくできる下味冷凍とは?

下味冷凍とは、あらかじめ調味料で味付けをしてから冷凍保存する方法です。市販されている魚の切り身をそのまま冷凍すると、身がパサついたり魚の臭みが出たりしやすいですが、調味料に漬けてから冷凍することで味がしっかりしみ込み、乾燥や臭いを防げます。
解凍せずにそのまま焼いたり煮たりできるため、調理の時短にも。作り置きしておけば忙しい平日でも魚料理が楽しめます。フライや包み焼などにもアレンジしやすく、下味を工夫すれば大人はもちろん、子どもでも食べやすくなり、家族みんなが喜ぶメニューになるでしょう。
解凍せずにそのまま焼いたり煮たりできるため、調理の時短にも。作り置きしておけば忙しい平日でも魚料理が楽しめます。フライや包み焼などにもアレンジしやすく、下味を工夫すれば大人はもちろん、子どもでも食べやすくなり、家族みんなが喜ぶメニューになるでしょう。
魚の下味冷凍のやり方&ポイント

調味の手間がかからない下味冷凍のやり方を紹介します。ちょっとしたポイントを押さえるだけで、臭いを防いでおいしい魚料理が楽しめます。
1. 水分をしっかり拭き取る
切り身の表面についた水分(ドリップ)をキッチンペーパーなどでしっかりと拭き取ります。水分が残っていると生臭くなったり、冷凍時に霜がついたりする原因に。水分を丁寧に拭き取ることで、解凍後もおいしく食べられます。
2. ファスナー付き冷凍保存袋に入れる
魚の切り身は調味料と一緒にファスナー付き冷凍保存袋に入れ、軽く揉んで味をなじませます。量が多い場合は、1回分ごとにラップに包んでから冷凍保存袋に入れるのがおすすめ。使いたい時にさっと取り出せ、無駄なく調理できます。保存袋の空気を抜き、しっかり密封することで乾燥や酸化を防げます。
3. 平らにしてすばやく冷凍する
冷凍する際には、中身が重ならないようにできるだけ平らな状態にしましょう。冷凍や解凍がスムーズになり、味ムラや加熱ムラを防げます。急速冷凍室があれば利用し、ない場合は熱伝導率の高い金属製トレイに並べて冷凍すると冷凍速度を速くできます。
4. 保存期間2~3週間を目安に食べ切る
下味冷凍した魚の保存期間は約2~3週間が目安です。家庭の冷蔵庫では、冷凍室を開け閉めするたびに温度が上がり、冷凍状態を保つのが難しいです。作り置きでき、長く保存できると思われがちですが、2~3週間を目安に食べ切りましょう。保存袋に作った日付を書いておくと、食べる目安が分かりやすく便利です。
時短&子どもも喜ぶ魚の下味冷凍レシピ5選
魚を下味冷凍すれば下処理の手間がかからず、バリエーションも広げられるので、子どもにも食べやすい味や食感を見つけられるでしょう。最後に調理を時短でき、子どもも喜ぶ魚の下味冷凍レシピを紹介します。
魚料理の定番【照り焼き】

魚料理の定番ともいえる照り焼きは、ブリ、メカジキ、タラなどさまざまな魚と相性の良いレシピ。砂糖は下味に入れると焼く時に焦げやすくなるため、調理の時に加えるのがポイントです。漬け汁を水で薄めれば、煮魚にもアレンジできます。
■材料(2人前)
- 魚の切り身 2切れ
- 砂糖 小さじ1
下味調味料
- 酒 大さじ3
- みりん 大さじ2
- しょうゆ 大さじ1と1/2
■作り方
- 下味調味料に漬けて冷凍した魚を保存袋から出し、ペーパータオルで拭き取る。保存袋に残った下味調味料に砂糖を混ぜておく
- フライパンに油をひき、蓋をして弱火で5分焼いた後、裏返して再び蓋をし、さらに5分焼く
- 下味調味料をフライパンに注ぎ、切り身に絡めながら、ふつふつと沸いて透明感が出るまで煮る
下味冷凍の用意が大変な時はコープの「骨取り赤身の煮付け」もおすすめです。温めるだけで食べられて、骨も取ってあるので子どもも食べやすくなっています。また個包装パックなので食べたい分だけ取り出せ、保存にも便利です。
※まれに小骨が残っている可能性もあるため、十分に注意してください。
※まれに小骨が残っている可能性もあるため、十分に注意してください。
発酵食品でまろやかに【味噌煮】

発酵食品の味噌とヨーグルトを合わせた漬けタレは、まろやかでしっとりふっくらとした身にしてくれます。衣をつけてフライ、味噌や野菜を加えてちゃんちゃん焼きなど自由にアレンジができます。焼いた身をほぐし入れたチャーハンもおすすめです。
■材料(2人分)
- 魚の切り身 2切れ
- 水 100mL
下味調味料
- プレーンヨーグルト 大さじ1と1/2
- 味噌 大さじ1と1/2
- 酒 大さじ3
- 砂糖 大さじ3
- ショウガ 1片
■作り方
- 下味調味料に漬けて冷凍した切り身を皮が上になるように、調味料ごと鍋に入れる
- 水を加えて火にかけ、蓋をして弱火で10分ほど煮る
お好みで千切りにしたショウガをのせるのもおすすめです。
下味冷凍の用意が大変な時はコープの「骨取り赤身の味噌煮」もおすすめです。白身の赤魚に合う、深い味わいが特徴の赤味噌を使ったタレで煮付けてあります。温めるだけで食べられて、骨も取ってあるので子どもでも食べやすく調理されています。個包装パックなので食べたい分だけ取り出せ、保存にも便利です。
※まれに小骨が残っている可能性もあるため、十分に注意してください。
※まれに小骨が残っている可能性もあるため、十分に注意してください。
旨みが増してふっくら【塩麹焼き】

塩麹に漬けると身がふっくらやわらかくなるため、パサつきやすいタラやサワラにもおすすめのレシピです。
■材料(2人前)
- 魚の切り身 2切れ
- 塩麹 大さじ4
■作り方
- 下味冷凍した切り身を解凍し、ペーパータオルで切り身についた塩麹を拭き取る
- フライパンに油小さじ2を熱し、下味冷凍した切り身を焦げないよう弱火で両面を焼く
- 保存袋に残った塩麹だれにみりん大さじ1を加えて混ぜ、フライパンに注ぐ
- たれがふつふつしてきたら切り身にかけ絡める
下味冷凍の用意が大変な時は、コープの「骨取りさば塩麹漬」がおすすめです。小骨も取り除いてあるので、子どもでも食べやすくなっています。フライパンで焼くだけと調理も簡単なので、忙しい日でも魚料理が楽しめます。
※まれに小骨が残っている可能性もあるため、十分に注意してください。
※まれに小骨が残っている可能性もあるため、十分に注意してください。
洋風料理にもアレンジしやすい【香草蒸し】

ハーブやスパイスを使って洋風に。オリーブオイルに漬けることで、パサつかずしっとりと仕上がります。
■材料(2人分)
- 魚の切り身 2切れ
- オリーブオイル 大さじ2
- ハーブソルト 小さじ1
■作り方
- フライパンにアルミホイルを敷き、魚の皮を下にして置き、スライスした玉ねぎを上にのせ包む
- アルミホイルの半分ほどの高さまで水を入れ、10分ほど蒸し焼きにする
電子レンジで簡単【味噌マヨ蒸し】

電子レンジで加熱解凍するだけの簡単調理。マヨネーズを使うと子どもも喜ぶ味付けに仕上がります。
■材料(2人分)
- 魚の切り身 2切れ
- 野菜(キャベツやピーマン、パプリカなど)お好みで
- きのこ類 お好みで
下味調味料
- マヨネーズ 大さじ3
- 味噌 大さじ1
- 塩 小さじ1
■作り方
- 下味調味料に漬けて冷凍した魚の切り身を袋から耐熱皿に出す
- 1に刻んだ野菜やきのこ類を盛り付ける
- ふんわりとラップをかけ、500Wの電子レンジで6~7分程度加熱する
下味冷凍で毎日の食卓に魚料理をプラスしよう

魚の下味冷凍は、おいしさと時短を両立できる便利な調理法です。あらかじめ下味をつけた魚を冷凍しておけば、焼くだけ・煮るだけで手軽に一品完成。調理の手間が減るだけではなく、ふっくらとした食感やしっかりとした味付けで、魚が苦手なお子さんにも喜ばれる料理が作れます。ぜひ、日々の食事作りに下味冷凍を取り入れて、家族みんなでおいしい魚料理を楽しんでみませんか。
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