初期|離乳食作りのポイントと献立例
離乳食初期は食べることに慣れるのが目的です。栄養は母乳やミルクから摂り、食べ物を口から飲み込む練習をしましょう。
食べ方のポイント
■量・調理形態
1回の量 | 調理形態 |
小さじ1から始め、2日ごとに1さじずつ増やしていく | ペースト状 |
■食べ方のポイント
- アレルギーの出にくいおかゆ1さじから始める
- 2週目には野菜、3週目にはタンパク質を追加する
- 食べられる食材は少ないが、毎日同じ組み合わせにならないように工夫する
- 焦らず赤ちゃんのペースで進める
離乳食の献立例
離乳食を始めて1ヵ月が経ち、赤ちゃんが慣れてきたら2回食へ移行しましょう。
■量の目安
<1週目> おかゆ5〜15g
<2週目> おかゆ15〜25g/野菜5g
<3週目> おかゆ25g/野菜10g/タンパク質3〜5g
<4週目> おかゆ30g/野菜15g/タンパク質5g
<1週目> おかゆ5〜15g
<2週目> おかゆ15〜25g/野菜5g
<3週目> おかゆ25g/野菜10g/タンパク質3〜5g
<4週目> おかゆ30g/野菜15g/タンパク質5g
おかゆ | 野菜 | タンパク質 | |
1週目 1・2日目
3・4日目
5〜7日目
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2さじ
3さじ
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2週目 8・9日目
10〜12日目
13〜14日目
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4さじ
5さじ
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ホウレン草1さじ
トマト1さじ
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3週目 | 10倍がゆ5さじ | ニンジン2さじ | 豆腐1さじ(3〜5g) |
4週目 | 10倍がゆ6さじ | トマト2さじ ホウレン草2さじ
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白身魚2さじ |
中期|離乳食作りのポイントと献立例
中期になると食べられる食材も増えてくるため、赤ちゃんが飽きないよう食材を組み合わせて離乳食を作るのがコツです。離乳食中期のポイントと献立例を紹介します。
食べ方のポイント
離乳食中期からは食べる回数や量が増えるため、冷凍ストックがあると便利です。前半は7倍がゆ、後半は5倍がゆ、野菜はゆでて細かく刻んだり、粗くつぶしたりしましょう。魚はゆでた後に細かくほぐして食べさせます。
■量・調理形態
1回の量 | 調理形態 | |
炭水化物 | 50~80g | 歯茎でつぶせる固さ |
タンパク質 | 豆腐:30~40g 肉・魚:10~15g
乳製品:50~70g
卵黄1個~全卵:1/3個
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ビタミン | 野菜・果物:20~30g |
■食べ方のポイント
- 新しい食材も増え、ペースト状よりも固くなるため、赤ちゃんの様子をみながら進める
- 味付けは調味料を使わず、出汁や青のり、きなこなどを使い風味を出す
- 青のりやきなこを使う場合は、良く混ぜて器官に入らないように気をつける
離乳食の献立例
<1週間の献立例>
1回食 | 2回食 | |
月 | おかゆ・しらすの白菜かけ・マッシュカボチャ和え | バナナミルクパンがゆ・ニンジンと白菜のシチュー |
火 | ニンジンとブロッコリーのスープがゆ・カブの葉煮・きなこバナナ | カボチャがゆ・ 豆腐の野菜あんかけ・フルーツヨーグルト |
水 | ニンジンがゆ・ひらめと春キャベツのとろとろ・いちごヨーグルト | トマトと白菜のスープがゆ・ブロッコリーとジャガイモとバナナの和え物・いちごヨーグルト |
木 | 野菜あんかけがゆ・カブとニンジンの煮物・豆乳カボチャスープ | 鶏ささみがゆ・青のりポテト・りんごヨーグルト |
金 | 納豆入りそうめん・マッシュカボチャ和え・いちごヨーグルト | カボチャがゆブロッコリー乗っけ・ニンジンとカブのこんぶだし煮・ニンジンと豆腐の和え物 |
土 | カボチャとブロッコリーの豆乳スープがゆ・トマトと豆腐の和え物・野菜の納豆和え | バナナおかゆミルクがけ・りんごとカブの和え物・しらすの野菜あん |
日 | ニンジンとひらめのおかゆ・カボチャとサツマイモの和え物・豆腐の野菜あんかけ | きなこミルクパンがゆ・豆腐とカブのこんぶだし汁煮・りんごといちご |
後期|離乳食作りのポイントと献立例
離乳食後期は手づかみで食べようとする赤ちゃんが増える時期です。赤ちゃんの食べる意欲を高め、手づかみで食べやすい工夫をしましょう。
食べ方のポイント
砂糖やメープルシロップなど使える調味料もあるため、味付けを工夫して離乳食のレパートリーを増やしましょう。
■量・調理形態
1回の量 | 調理形態 | |
炭水化物 | 5倍がゆ:90g~ 軟飯:80g
食パン:8枚切り1枚
うどん:1/4玉
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バナナの固さ |
タンパク質 ※1回1食品を使用した場合
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豆腐:45g 肉・魚:15g
乳製品:80g
全卵:1/2個
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ビタミン | 野菜・果物:30~40g |
■食べ方のポイント
- 鉄分が不足するため、ホウレン草やレバー、ひじきなど、鉄分を多く含む食材を積極的に摂る
- 母乳やミルクが減り、離乳食から栄養の半分以上を摂るため、主食・主菜・副菜など3~4品が理想的
離乳食の献立例
<1週間の献立例>
1回食 | 2回食 | 3回食 | |
月 | カボチャと鶏団子のチーズドリア・野菜スープ・みかんといちご | サツマイモの蒸しパン・ポテトツナサラダ・きなこヨーグルト | ツナと小松菜の混ぜごはん・赤魚と根菜のみそ汁・チーズ入りじゃがいも団子・いちごヨーグルト |
火 | フレンチトースト・ツナサラダ・わかめとトマトのスープ | 野菜煮込みうどん・いちごとバナナヨーグルト | ブロッコリーと大根のあんかけ丼・たっぷり野菜のポトフ風・いちごの寒天ゼリー |
水 | 野菜スープパンがゆ・ミルク茶碗蒸し・みかんヨーグルト | んじんがゆ・キュウリとトマトのスープ・ 大根とニンジンのそぼろ煮 | ミートソースうどん・ホウレン草のオムレツ・いちごとりんご |
木 | カボチャとタラのシチューパスタ・ぶどうとバナナヨーグルト | ホットケーキ・アジバーグ・ 豚肉と野菜のスープ・いちごヨーグルト | ニンジン入り親子丼・ブロッコリーとニンジンのヨーグルト和え・キノコのスープ |
金 | しらすがゆ・ジャガイモのトマトソースかけ・いちごヨーグルト | パングラタン・ マッシュポテトのトマトソースかけ・りんごヨーグルト | カボチャがゆ・大根とニンジンのクリーム煮・炒り豆腐・みかんヨーグルト |
土 | 野菜と豆腐のうどん・しいたけと野菜のチーズ焼き・バナナヨーグルト | 納豆がゆ・アジのソテーポテト乗せ・いちご | コーンフレーク(ミルク)がゆ・野菜トマトソースかけ・カボチャヨーグルト |
日 | ミルクパンがゆ・豆腐ステーキトマトソースがけ・きなこヨーグルト | 海苔がゆ・ ひじき入りおやき・サツマイモスティック・ブロッコリーのおかか和え | しらすがゆ・いわしのつみれ汁・みかんといちご |
完了期|離乳食作りのポイントと献立例
大人と同じものがほぼ食べられるようになる離乳食完了期。毎日の食事から必要な栄養を摂るため、いろいろな食材を組み合わせて献立を考えましょう。
食べ方のポイント
■量・調理形態
1回の量 | 調理形態 | |
炭水化物 | 軟飯:90g~ ごはん:80g
|
肉団子くらいの歯茎で噛める固さ |
タンパク質 | 豆腐:50~55g 肉・魚:15~20g
乳製品:100g
全卵1/2個~2/3個
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ビタミン | 野菜・果物:40~50g |
■食べ方のポイント
- 手づかみしやすいメニューを積極的に取り入れて、食べる意欲を引き出す
- 使える調味料や食材も増えるが、のどに詰まりやすいもの、生ものなどは避けたほうが良い
食事で摂りきれない栄養素はおやつで補うのがおすすめです。果物やイモ類、乳幼児用ビスケットなどとフォローアップミルクや麦茶などの水分を一緒に摂るようにしましょう。
離乳食の献立例
<1週間の献立例>
1回食 | 2回食 | 3回食 | |
月 | 軟飯・白菜と豚肉のミルフィーユ・タラじゃがバーグ | チーズ入り ニンジン蒸しパン・サツマイモのグラタン | 軟飯・カボチャコロッケ・鶏ささみのカリカリチーズスティック・いちご |
火 | 豚肉とホウレン草のサンドイッチ・タラのマヨみそ焼き・小松菜のみそ汁 | けんちんうどん・ジャガイモのガレット・豆腐のごまサラダ | しらす軟飯・ニンジンのおかか和え・高野豆腐の煮物・カボチャのヨーグルトサラダ |
水 | ミートソースのサンドイッチ・ミックスベジタブルのカップオムレツ・ひじきのサラダ | 肉味噌パスタ・小松菜とツナの和え物 | 軟飯・鶏ひき肉のキャベツ団子・しらすとマカロニのごまマヨサラダ・りんご |
木 | ロールパン・大豆入りポークチャップ・カボチャのとろとろミルクスープ | 豚ひき肉と小松菜の担々風うどん・鮭のムニエル | 鶏ささみとミックスベジタブルのケチャップライス・ブロッコリーのチーズ焼き・なめこの白和え |
金 | 軟飯・マーボー豆腐・みかんと白菜のヨーグルトサラダ | しらすと青のりのおにぎり | 納豆チャーハン・カブと鶏肉のスープ・手作りソーセージ |
土 | ロールパンキッシュ・白身魚の煮つけ | 軟飯・豚ひき肉とサツマイモの炒め煮 | お好み焼き・ワンタンスープ・ささみとキャベツのごま和え |
日 | ニンジンジャムパン・ツナと野菜のオムレツ・ホットミルク | 鮭とホウレン草のクリームパスタ・野菜たっぷりハンバーグ | 軟飯・じゃがいもとニンジンのきんぴら・タラのとろとろトマトスープ・きなこバナナヨーグルト |
離乳食の献立を考える際のポイント
離乳食では、赤ちゃんの成長に不足しがちな栄養素を摂り入れられるよう献立を考える必要があります。また楽しく離乳食を続けるためにも、ベビーフードの活用など上手に工夫していきましょう。
①鉄分やビタミンDを積極的に摂る
母乳に不足しがちな鉄分やビタミンDを含む食材を積極的に摂り入れましょう。生後6ヵ月を過ぎると、体内に蓄積された鉄分が減少するため、離乳食から鉄分を補う必要があります。鉄分を多く含む食材には、大豆製品、ホウレン草、レバー、青魚など。これらの食材に合わせて、粉ミルクやフォローアップミルクを取り入れるのがおすすめです。
②市販のベビーフードで負担を軽減する
離乳食を毎日作るのが負担になるとママも疲れてしまいます。市販のベビーフードを上手に活用して、毎日の負担を軽減することも必要です。パッケージに離乳食メニューが書かれているタイプもあるため、献立を考える参考にもできます。手作りの離乳食とベビーフードを合わせることで献立のレパートリーも広がりますよ。
離乳食作りを助けてくれるコープのきらきらステップ
コープには、子育てを頑張るママやパパを応援する離乳食・幼児食に特化したきらきらステップがあります。離乳食作りを楽しくしてくれるきらきらステップについて紹介します。
コープのきらきらステップとは
コープのきらきらステップは、安心・安全な食材を使って作られた離乳食・幼児食です。面倒な下ごしらえなしで使える素材型の冷凍食材や、食べやすい大きさと味付けで作られた幼児食が豊富に揃っています。子育てを頑張るパパ・ママを応援する商品です。
離乳食作りを助けてくれるおすすめ商品
最後に、離乳食作りにおすすめのコープ商品を紹介します。
なめらかにうらごしされたニンジンを使いやすいブロックサイズで冷凍した商品です。サンドイッチの具材やスープなどにおすすめです。
ペースト状にした納豆を、1回使い切りサイズに加工した商品です。おかゆにかけたり、うどんに混ぜたりして使えます。
ささみや豆腐をプラスしたり、おやきにしたりなど月齢に合わせてアレンジできるおかゆです。
離乳食の献立は栄養バランスを考えて作ろう
離乳食の献立は、その時期に合わせた食材や調理方法で栄養が摂れるように考えるのがポイントです。毎日の離乳食作りに悩む時は、市販のベビーフードやコープのきらきらステップなどを活用するのもおすすめ。赤ちゃんにとって毎日の食事が楽しくなるよう、栄養バランスを考えた離乳食作りをしましょう。
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