子育て家庭を応援するみやぎ生協の「ココイククラブ」とは?子育て支援イベントもレポート!
子育て中のパパママ向けのみやぎ生協のサービス「ココイククラブ」はご存知ですか。
ココイククラブでは、離乳食や幼児食のレシピやおすすめの絵本、子育てに関する情報を紹介しています。さらに会員特典として、コープのお店や宅配で使える割引サービスや、会員限定のイベントにも参加できます。

今回は、子育てひろば「離乳食&栄養相談会」のイベントレポートをお届けします。いますぐ実践できる離乳食や栄養バランスの取れたお子さんの食事の作り方をご紹介するとともに、イベントに参加された会員さんからの質問とその回答についてもお届けします。

ココイククラブは子育て情報満載!お店や宅配で使える割引サービスも

ココイククラブの会員さんとコープ配達員
ココイククラブは、子育て中のママ・パパ向けのみやぎ生協・コープふくしまの会員さま向けのサービスです。
妊娠中〜15歳未満のお子さまがいらっしゃるお母さん・お父さんがご入会でき、会員特典として、お店で使える割引クーポンや妊娠中~6歳未満のお子さまがいらっしゃると個人宅配の基本手数料割引、会員限定のイベント・プレゼント企画に参加ができます。
ほかにも、手軽に作れる離乳食レシピの紹介や育児支援に関する情報や子育てにまつわる漫画、宮城・福島県内のお出かけ情報を紹介しています。ぜひ、お子さまとのお出かけの参考にしてみてはいかがでしょうか。

みやぎ生協の子育て支援イベントレポート

今回は、講師に管理栄養士 谷口あき子さんをお呼びした、みやぎ生協の子育て支援「わくわく♡子育て」の離乳食講座と「子育てひろば」の離乳食&栄養相談会をレポートします。
離乳食講座は一部抜粋した内容となります。講座はYoutubeからもご覧いただけます。

まず、離乳食講座よりそれぞれの時期にあわせた離乳食のポイントをご紹介します。離乳食は一般的に5〜6か月頃から開始し、離乳初期・中期・後期・完了期に分けられます。

離乳初期(5~6ヶ月)は1日1回、なめらかな舌触りで飲み込むことに慣れよう!

離乳初期の離乳食
■離乳初期のポイント
離乳初期は、離乳食を飲み込むことと舌触りになれることを目的とします。食事の時間を一定にして、生活のリズムを整えていきましょう。

午前中の機嫌のいい時間に1日1回からスタートして、様子を見ながら1日ひとさじずつなど徐々に量を増やしていきます。ポタージュスープやプレーンヨーグルトくらいの柔らかさに調理し、毎日同じ時間に離乳食と母乳またはミルクをあげ離乳食に慣れていきましょう。

■各食材の使い方
10倍がゆからスタートします。10倍がゆに慣れたらつぶしがゆにしていきます。

野菜はペースト状にすりつぶしたものをあげます。繊維を切るようにすると、煮たり蒸したりしたときに柔らかくなりやすいです。根菜類は水から、その他はお湯から煮ます。最初は、芋やカボチャ、カブ、大根、ニンジンなどがつぶしやすいのでおすすめです。

味付けは、だし汁やスープで伸ばす程度で、調味料は使いません。

離乳中期(7~8ヶ月)は1日2回、絹豆腐くらいの硬さが目安。とろみをつけると食べやすい!

離乳中期の離乳食
■離乳中期のポイント
舌と上あごで食べ物を潰して食べられるようになるので、離乳食の硬さは絹ごし豆腐くらいにします。2回目の離乳食のタイミングは、午後の母乳またはミルクの時間がおすすめです。

■食べさせ方のコツ
小さめのスプーンで舌の上に置くか、もしくは大人用のスプーンを横向きに下くちびるに沿わせて吸って食べるようにしてもよいです。足の裏が床に付くようにすると、足をぶらぶらさせずに落ち着いて食べてもらいやすいです。

■離乳食調理のコツ
口の大きさに合わせて食材を切ったり、潰したりとろみをつけてあげると食べやすいです。水溶き片栗粉やお米、ジャガイモなどと一緒に煮込んでとろみをつけます。

この頃から大人の食事と一緒に作っても問題ありません。新鮮な食材を使用し、味は薄味に仕上げ、香辛料や酒などは、お子さんが食べる分には使わないようにしましょう。取り分ける場合は、離乳食用の鍋を隣に用意しておくとスムーズです。

■各食材の使い方
おかゆは、10倍がゆから7倍がゆを作ります。炊飯器の「おかゆモード」で作る場合、炊いてすぐの重湯が多いものを使用できます。パンは、細かくちぎってミルクやスープ等で煮るとよいです。そうめんやうどん、マカロニなどは、軟らかく煮て米粒大に細かく切ってからあげましょう。

野菜は、なすやトマト、ピーマン、アスパラガスなどが使えます。皮をむき、加熱して、細かく刻んだり潰したりして、柔らかい部分をあげましょう。他にも、茹でて細かく刻んだわかめなどをあげられます。便に出てきてしまうことがありますが、下痢でなければあまり気にする必要はありません。

■味付けについて
お子さんが食べなくなる時期もありますが、その時は、味噌をほんのわずか入れたり、しょうゆを一滴たらすなどすると風味が変わり、食べてもらいやすくなります。

離乳後期(9~11ヶ月)および完了期(12~18か月)は1日3回、毎日同じ時間の食事で生活リズムを整えよう

離乳後期の離乳食
■離乳後期・完了期のポイント
後期の離乳食は、歯茎で潰せるくらいの硬さ、完熟バナナくらいが目安です。食事の回数は、朝昼晩の3回になります。お子さんの食欲に合わせて、離乳食の量を増やし、母乳またはミルクも飲めるようであれば、飲めるだけあげます。

完了期は、食べ物を噛みつぶすことができ、だんだんと大人と同じものが食べられるようになりますが、硬さには注意が必要です。咀嚼力が大人に比べ弱いため、例えば唐揚げの場合は、大根おろしで一度煮込むなど手を加えてください。

お子さんが食べ物から栄養をとれるようになったら、授乳を終えても問題ありません。栄養バランスを考え、特に鉄分不足にならないよう、赤身の肉や魚、小松菜やほうれん草などを積極的に取り入れましょう。
この頃は、食事の時間を決め生活リズムを整えていくこと、家族一緒に楽しい食事をすることが重要です。

■食べさせ方のコツ
離乳食後期・完了期は、手の動きと口の食べる動きを学習するために手づかみ食べが大切な時期です。食べ物に手を出したときは、ぜひつかませてあげてください。手づかみで食べるので、食事の前には必ず手を洗いましょう。嫌がらなかったら、石鹸で洗う習慣をつけるとよいでしょう。

■各食材の使い方
後期は全かゆからスタートし、徐々に柔らかいご飯にしていきます。完了期には柔らかいご飯から普通のご飯にしていきます。

パンは、柔らかいものはちぎって食べさせてもよいです。完了期には薄切りのパンをロールサンドやサンドイッチにすると手づかみで食べやすいです。パンをどんどん口に入れてしまうお子さんもいますが、のどに詰まらせる危険があるため、必ず小さくちぎって食べさせてあげてください。

野菜は、食物繊維の多い野菜以外は、ほとんど使えます。芋類は、つぶし方を粗めにするか、8~9ミリ位のサイコロ状に柔らかく煮るとそのまま食べられます。形を残したまま煮るには、切った後に10分位水にさらすと形が残りやすくなります。

離乳食に関するQ&A

管理栄養士
離乳食&栄養相談会では8~10ヶ月のお子さんのお母さんが参加されて、さまざまな離乳食に関する悩みを管理栄養士 谷口あき子さんに相談されていました。参加者の方から頂いたご質問と栄養士の回答をご紹介します。
■離乳食つくりのコツについて

6か月の赤ちゃんの離乳食についての質問です。
今は、ニンジンやジャガイモを裏ごししたり、おかゆを潰したりしているのですが、何が正解なのかよくわからないことが多く、手間も時間もかかっている印象です。
離乳食作りでコツがあったら教えてほしいです。

離乳食を毎回作るのはとても大変ですので、工夫をしていくといいと思います。
例えば、おかゆは1週間分作って冷凍をさせておき、レンジで解凍した後に必要に応じてお湯を足したり、さらに炊いたりしてみてください。おかゆで重要なのは、粒の大きさより、潰れるかどうかです。
7か月を過ぎて、1日2回の食事になったら、野菜は裏ごしではなく、すり潰すので問題ありません。口の中で収まりがいいように、水溶き片栗粉などでとろみをつけてあげるのがおすすめです。この頃になれば、お豆腐も潰さずにあげられます。
最近は便利なベビーフードもたくさんあるので、時と場合によっては活用してみてくださいね。
■食事・ミルクの量と成長曲線について

8か月の赤ちゃんを育てているのですが、結構食べる量が多くて、成長曲線が上のほうになっているのが気になっています。
ミルクは1日3回、食事の後に150mlほど飲んでいますが、減らしたほうがいいんでしょうか。

150ml程度であれば問題ありません。通常8か月であれば、食事の後のミルクは飲みたいだけ飲むという考え方で大丈夫です。成長曲線から外れることなく、右肩あがりであれば特に気にする必要はありません。
ただ、身長が伸びないのに体重だけ増えたり減ったりするなど、気になることがあれば検診時にお医者さんに相談してください。
■酸味が苦手なときの対応法

もうすぐ9か月になる赤ちゃんがいます。
基本的には、なんでもよく食べるのですが、ヨーグルトやバナナなど酸味のあるものが苦手なようです。今は、バナナはレンジで温めて、きなこをかけて食べているのですが、他におすすめの食べ方はありますか?

酸味と苦味を嫌がるのは、人間の防衛本能なので問題はありません。そのうち慣れていくと思いますよ。
あと9か月なら、バナナはもう過熱しなくても大丈夫かと思いますが、他におすすめの食べ方としては、フライパンで焼いた「焼きバナナ」があります。焼くと甘みが強くなるので、食べやすいかと思います。焼いてすぐは熱いので冷ましてからあげてくださいね。
■手づかみする食材について

10か月の子どもがいます。
最近、手づかみをするようになってきたのですが、バナナくらいしか思いつかなくて…。ほかにあげてもいい食材はありますか?

10か月だど、形が残ったまま柔らかくした食材がいいですね。
おすすめは、豆腐や芋、カボチャなどです。芋やカボチャは、切って10分ほど水につけてから茹でると、形が残ったまま柔らかくなります。赤ちゃん用の出汁で煮てあげてもおいしいと思いますよ。
豆腐は、1cm角に切って湯豆腐のようにして、ほんの少しだけしょうゆで風味付けしてあげるといいですね。
■スティックパンと小麦アレルギーについて

子どもがスティックパンが好きでよく食べているのですが、主人が小麦アレルギーを持っており、アレルギーは遺伝することがあると聞いたので、少し心配しています。今のところ、問題はなさそうなのですが、念のため小麦製品をあげるときは、すぐに病院に連れていけるよう、平日の午前中にあげています。

体質は人それぞれですので、引き続き注意してもらえるといいと思います。
あと、パンは口の中の唾液を吸いやすいため、大量に口に詰め込むと窒息の危険がある食べ物の一つです。お子さんが食べているときは必ず一人にしないで、見守ってあげてくださいね。
基本的には、よく食べる子は病気にかかりにくい傾向があるので、引き続き元気に過ごしてください!

毎日の離乳食つくりの強い味方、生協の「きらきらステップ」

きらきらステップ
きらきらステップは、生協が開発・販売をしている素材型の離乳食シリーズです。
少しでも手作りをしたいというお母さんの気持ちに寄り添い、野菜をすりつぶしただけのペーストなどシンプルで使いやすい商品を多数とり揃えています。

便利な冷凍食材が充実しており、ポーションタイプや小分けタイプもあります。買い置きしておけば、使いたいときに必要な分だけすぐ使うことができます。
きらきらステップ_なめらかキューブ
また、月齢に合わせてさらにすりつぶしたり、他の食材と組み合わせることも可能です。
家庭でよく使われている材料と調味料でつくられているのも特徴です。商品は、管理栄養士のアドバイスを受けて開発していますので、栄養面についても安心して使っていただけます。

離乳食のきらきらステップ商品のほかに、幼児食のきらきらキッズシリーズもあります。
素材の味を大切にして薄味で甘みを抑えつつも、発達に必要な様々な味や食感の商品がありますので、お子様の月齢に合わせてご活用ください。

きらきらステップのサイトでは、1000以上のアレンジレシピも公開中ですので、ぜひ毎日の献立の参考にしてください!

ココイククラブは、楽しい子育てを応援!

ココイククラブは、子育て中のパパママ向けのサービスで、離乳食や子育てに関する情報が豊富に提供されています。
離乳食のポイントや宅配やお店での割引サービス、会員限定のイベントに参加もできるとても便利でお得なサービスです。

今回のイベントではプレイマットやおもちゃが用意されており、お子さんも飽きること無く過ごす様子が見られました。また、ボランティアスタッフがお子さんをみてくれるので、参加されたお母さんたちは、ゆっくりとお話しをすることができておりました。
ぜひ、ココイククラブへ加入や子育て支援イベントに参加してみてはいかがでしょうか。
宮城・福島のコープ宅配はこちら

人気記事ランキング

注目キーワード