年齢別|こどもがごはんを食べない原因を解説。好き嫌いの対処法を知ろう

0〜1歳|焦らずに!こどもがごはんを食べない時の原因と対処法

離乳食を食べる赤ちゃん
離乳食期のこどもは、ごはんに対して警戒心を持っていることがあります。また、気分も変わりやすいので、無理をせず食べ慣れてもらうことから始めましょう。0〜1歳のこどもがごはんを食べない原因と対処法を紹介します。

離乳食期のこどもに多いごはんを食べない原因

離乳食を食べない時に考えられる主な原因は2つです。
①味や固さが合っていない
この時期のこどもの口は敏感です。いつもよりごはんが固いと、噛むのに疲れて食べるのをやめてしまうことがあります。他にも、同じ味に飽きてしまった、いつもと味付けが違うので警戒しているといった可能性も考えられます。
②スプーンの素材や形が気に入らない
スプーンの口当たりがよくなかったり、口に入りづらかったりするのも、食が進まない原因になります。

離乳食を食べてくれない時の対処法

考えられる原因を元に、少しずつ変化を加えていくのがおすすめです。まずは以下の2つを試してみてください。
①味ややわらかさの調整をする
いつもより食材をやわらかくしてみたり、細かく刻んでみたりすると、食べやすくなります。他にも、出汁を変える、すり潰す、とろみをつけるなどの調理方法もおすすめです。
②成長に合わせてスプーンを変える
スプーンはシリコン製やプラスチック製、木製などさまざまな種類があります。こどもにとって口当たりが良く、親も使いやすいスプーンがおすすめ。自分でスプーンを持つようになったら、こどもの手でもしっかり掴める形状のものに変えてあげましょう。

少し力を抜くのがコツ

気分がころころ変わりやすい時期なので、こどものペースに合わせて焦らないのがコツです。食べずに遊び始めた時は、少し間隔を開けると、また食べる気分になるかもしれません。適度に市販品などを利用し、力を入れすぎないことも大切です。
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2〜3歳|イヤイヤ期?こどもがごはんを食べない時の原因と対処法

1人でごはんを食べる女の子
幼児食へ移行するこどもが、ごはんを食べない原因として一番に考えられるのがイヤイヤ期。こどもの自我を尊重しながら、ごはんに興味を湧かせるのがポイントです。2〜3歳のこどもがごはんを食べない原因と対処法を紹介します。

幼児食が始まったこどもに多いごはんを食べない原因

幼児食を食べない原因は、主に3つ考えられます。
①自己主張が出てきた
2〜3歳ごろから自我が芽生え始めるため、何でも反抗したくなるイヤイヤ期に突入する子が増えてきます。食事に対しても、自分で思うように食べたい、好きなものを食べたいという自己主張が出てくる頃です。
②気が散って食事に集中できない
遊びに夢中になると、一時的に食事量が減ってしまいます。また、こどもは集中力が続きにくいので、食べている途中に飽きてしまうことも珍しくありません。
③テーブルや食器が体に合っていない
テーブルや椅子の高さが体に合っておらず、食事の妨げになっている可能性も考えられます。また、スプーンやフォークがうまく使えないとイライラして、ごはんを食べなくなるきっかけにもなります。

幼児食を食べてくれない時の対処法

幼児食を食べてもらうために行いたい3つの対処法を紹介します。
①こどもに任せる
こどもが食事を食べなくなったら、まだ食べるかどうか、こどもの判断に委ねてみてください。自己主張がでてきた子でも、自分で決めれば納得しやすくなります。また、残した食材をやわらかくしたり調味料を変えたりして、食感や味を変えると食べるようになるかもしれません。
②こどもの気が散る原因をなくす
テレビを消す、おもちゃに布をかけて隠すなど、気が散る要因をなくせば食事に集中しやすくなります。また、「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶をしっかりするのも、気持ちを切り替えるのに役立ちます。
③食べる姿勢が安定するように配慮する
テーブルについた時の姿勢が綺麗か、食器はうまく使えているかをチェックしましょう。もし、使いにくそうであれば調整や交換などをしてみてください。

食事に興味を持たせるのがコツ

まずは、食事が好きになるように、叱らず褒めるのがコツです。例えば、少ししか食べなかった場合は「少し食べられたね!」、手づかみが多い子がスプーンで食べた場合は「上手に食べられたね!」と、できたことに意識を向けてみてください。他にも料理や配膳を一緒にするなどお手伝いを頼むのも、食事に興味を持つきっかけになります。
集中力が続かないようなら、生活リズムを見直す必要があるかもしれません。空腹を感じると自然と食事に気が引かれるものです。空腹→満腹というサイクルをしっかり機能させるためにも、いっぱい体を動かして、しっかり寝るのがポイントです。

4〜6歳|成長の証!こどもがごはんを食べない時の原因と対処法

ごはんを食べるふたりのこども
4歳〜6歳ごろのこどもは、好き嫌いがはっきりしてきたり、環境の変化があったりすることが食事にも影響を与えます。そんな時は、食事を楽しめるような工夫をしましょう。小学校就学前のこどもに多いごはんを食べない原因と対処法を紹介します。

就学前のこどもに多いごはんを食べない原因

大人と同じような食事ができるようになってきたこどもが、ごはんを食べない時に考えられる主な原因は3つです。
①好き嫌いがはっきりしてくる
脳が発達し、意志が出てくるため、偏食気味になることがあります。
②量が多い
たくさん栄養をとってほしいからと料理を並べすぎると、こどもは「食べなくてはいけない」というプレッシャーを感じてしまう可能性があります。
③環境の変化で疲れている
幼稚園や保育園に行き始めたり、弟や妹ができたりと大きな環境の変化が起きやすい時期。イライラや不安感から、親に甘えて気持ちを安定させるために、小食や偏食傾向になるとも言われています。

ごはんを食べてくれない時の対処法

ここでは、ごはんを食べてくれない時の対処法を3つ紹介します。
①嫌いな理由をこどもに聞いてみる
こどもが食べない食材は、どんなところが嫌いなのか理由を聞いて、調理法の参考に。いろいろな固さや味付けを試してみると、気に入るものが見つかりやすくなります。
②始めに並べる量を減らす
食事のプレッシャーを与えないためには、こどもが確実に食べられる量だけを並べるのが良いでしょう。こどもが自分からおかわりを頼んでくるくらいがベストです。
また家では小食でも、園ではしっかり食べているという子も少なくないようです。一度先生から話を聞いて、問題なさそうなら家で無理して食べさせる必要はありません。
③こどもの気持ちに寄り添ってあげる
食べない時は、「今は食べたくない気分なんだね」と共感するのが大切です。その後「おかずを半分こしない?」と提案すると、喜んで食べてくれる場合もあります。

食事を楽しめるようにするのがコツ

無理して食べさせるよりも、食事は楽しい!と思ってもらうことが重要です。食事のバランスは、少しずつとっていけるようになれば十分です。あまり躍起にならずに、大人が食事を楽しめば、こどもも楽しんでくれるでしょう。
時には目を引くカラフルなアレンジや可愛い食器などを使って、特別感を出せば気分も盛り上がります。

こんな場合は無理せずに!ごはんを食べないこどもとの接し方

お菓子を食べる女の子をと夫婦
ごはんを食べる量には個人差があるので頑張って食べさせるよりも、まずは寄り添ってあげることが大事です。ごはんをあまり食べないこどもとの接し方を紹介します。

食が細くても無理強いはしない

食べる量には個人差があるので、他の子と食べる量が違っても、その子なりにしっかり成長していれば問題ありません。それでも栄養が気になるなら、おやつの代わりに手軽に食べられる軽食を用意するのも手です。ただし、貧血など健康面で気になるのであれば、一度小児科で相談してみましょう。

好き嫌いが激しくても気長に構える

怒って無理矢理食べさせようとすると、苦手意識が強くなってしまいます。苦手な食材があっても、他のものから栄養素を補えば問題ありません。ちょっとしたきっかけで食べられるようになる場合もあるので、食べない食材も定期的に食卓に並べて様子をみましょう。
食わず嫌いの場合は、家族がおいしそうに食べていると「食べてみたい」という気持ちが湧きやすくなります。串に刺すなど、思わず手に取りたくなるようにアレンジするのもおすすめです。

こどもがごはんを食べない原因を理解し、対処法を試してみよう

いただきますと手を合わせるこども
こどもがごはんを食べない原因は、年齢によってある程度推測できます。なぜごはんを食べないのか原因を探り、対処法を試してみましょう。その際、大人も食事を楽しむことを忘れないでください。楽しそうにごはんを食べている家族を見ると、きっとこどもも興味を持ってくれるはずですよ。

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