妻の妊娠中夫が考えていること。妊婦の体の変化や夫がすべきことは?

妻の妊娠中夫が考えていることってどんなこと?

妊婦のお腹を触る夫
妻の妊娠中に自分はどうすべきか悩む夫は少なくありません。夫の本音として、以下のような声が聞かれました。
<妊娠中の妻を持つ夫の本音>
  • 妊娠による女性の体の変化について知らず、勉強不足だったと反省
  • つわりで苦しんでいる妻を見て、どう声をかければ良いのかわからない
  • 妻を支えたいと思うが何をしたら良いのかわからない
  • 妻が神経質になっていてどう接したら良いのかわからない
男性は誰かに相談するのが苦手という人も多いので、しっかり知識をつけて妻をサポートしていきましょう。

夫が知るべき妊娠による体調の変化とは

辛そうな妊婦とお腹に手を当てる夫
妊娠中に現れる体調の変化として、つわりの他にもめまいや強い眠気などがあります。妊娠中の妻に適切な接し方ができるよう、理解を深めておきましょう。

つわりが起こる

妊娠中の妻の体に起こる大きな変化がつわりです。一般的には妊娠5週目ごろから始まり、8〜9週ごろにピークとなり、15〜16週ごろになると落ち着いていきます。現れる症状は人によってさまざまです。
<主なつわりの症状>
  • 食べ物を食べたり匂いをかいだりするだけで吐いてしまう
  • 反対に常に食べていないと吐き気がする
  • 食べ物の好みが変わる
  • ちょっとした匂いで気分が悪くなる
  • 眠気やイライラがおさまらない など

めまいや立ちくらみが起こりやすくなる

妊娠中は貧血や低血圧、自律神経の乱れ、血糖値のレベルなどにより、めまいや立ちくらみが起こりやすくなります。めまいが生じた時は安静にすることが大切なので、夫ができることは妻がゆっくり横になれるように配慮することです。めまいが長く続く場合は思わぬ病気が隠れている可能性もあるため、一度かかりつけ医に相談するよう促すのがおすすめです。

強い眠気に襲われる

妊娠中は昼間でもうとうとしやすくなります。妊娠中に多く放出される女性ホルモンの中に、プロゲステロンという眠気を誘うホルモンが含まれているのが原因です。また、つわりなどの体調不良に悩まされ、夜にしっかりと眠れないことも一因となります。
強い眠気は妊娠初期の4〜15週ごろがピークとなり、安定期に入る16周目ぐらいでおさまる人が多いですが、個人差もあるため妻がしんどそうならいつでも体を休められるようにしてあげましょう。

妻の妊娠中に夫が気を付けるべきこと

スマホを見る夫と悩む妊婦
妊娠中の妻は体調的にも精神的にも不安定なので、理解を示すことが大切です。妻が妊娠中に、夫が気を付けたいことを紹介します。

体調の変化を理解する

妊娠中は体調の変化が激しく、昨日は大丈夫でも今日は動けないほど辛いということも。特につわりは人によっては食事もできなかったり、立ち上がれなかったりするほど大変なものです。「病気じゃないから」と軽視せず、なるべく妻が安静に過ごせるように立ち回りましょう。妻が病院に行く時は、付き添いを申し出ると安心してもらえるかもしれません。

妻の気持ちに寄り添う

妻の妊娠中は自分勝手な行動は控え、なるべく妻の気持ちに寄り添いましょう。妊娠中は精神的にも不安定になり、ささいなことでもイライラしやすくなります。まずは「そうだね」と妻の話を聞き、理解しようとしている姿勢を見せることが大切です。時には理不尽に感じることもあるかもしれませんが、今の状態がずっと続くわけではありません。妊娠は他人事ではなく、夫婦ふたりのできごとと捉えることが第一歩です。

転ばないようにサポートする

妊娠中は転倒に要注意です。外出時は手をつなぐ、バランスを崩さないよう荷物を持ってあげるなどで妻をサポートしましょう。特にめまいやふらつきがある時は気を付ける必要があります。無理に立っていると転倒して頭や体を強く打ってしまうおそれがあるので、座ってもらう、もしくは横になってもらうようにすると良いでしょう。

妻の妊娠中に夫ができること

ソファに座る妊婦と肩に手を置く夫
なかなか思うように動けない妻に代わり、家事を引き受けたり、時には労ってあげたりすると喜んでもらえるでしょう。妻の妊娠中に夫ができることを紹介します。

できるかぎりの家事を引き受ける

つわりなどで体調が優れない妻に代わり、できるかぎりの家事は引き受けたいもの。特に買い物やおふろ掃除・洗濯など、体に負担がかかりやすい家事は率先して行いましょう。買い物は仕事帰りにスーパーに寄るとスムーズです。惣菜などを買えば夕食の調理の手間も省けます。仕事でなかなか家にいられない人は、なるべく早く帰るようにするだけでも妻に安心してもらえます。
買い物する時間がない人は、宅配を利用するのもおすすめです。
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優しくマッサージをする

妊婦は肩こりや腰痛が起こりやすく、妊娠中に夫が肩や腰のマッサージをしてくれてうれしかったと感じた人も多いです。ただし、安易にするのは危険なので、妊娠13週を過ぎてから医師の確認を取った上で行いましょう。実施する際は強い力で押さないようにし、おなかの張りや痛みがあればすぐに中止してください。

気分転換に付き合う

体調は良いものの気分が優れない様子であれば、気分転換として外出に誘ってみるのも良いでしょう。近所を散歩したり、映画を観たりとなるべく人混みは避け、体に負担がかからずゆったり過ごせる場所を選びます。スポーツ観戦といったエキサイトしてしまいやすい場所は、疲れてしまうので控えた方が無難です。

妻の妊娠中夫が絶対に言ってはいけないNGワード

キッチンに立つ怒った妊婦と仕事中の夫
いつもよりストレスを感じやすい妊娠中には、言葉選びに注意が必要です。気遣いで言ったつもりでも、相手の捉え方次第では怒らせてしまうこともあります。妻の妊娠中に避けるべき言葉を紹介します。

体調不良を軽視する言葉

つわりで寝込んでいる妻に対し「大げさなんじゃない?」「気持ちの問題じゃないの」などの、理解のない言葉をかけるのは避けましょう。つわりの重さは個人差があるので「友達の奥さんは全然しんどそうじゃなかったけど」など、他の人と比べるような言葉も慎むべきです。
他にも「また寝ているの」といった言葉は不適切です。赤ちゃんのためにも、妊婦はしっかり体を休ませることが第一です。

家事を急かす言葉

「ご飯まだできてないの?」「なんでずっと家にいてできないの?」など、家事ができていないことを責めるのは思いやりに欠けます。妊娠中は体調不良になりやすいことに加え、体が重くなり思ったようには動けません。家事は任せっきりにせず、自分でもできることはないか考えることが大切です。

体型に言及する言葉

「太った?」など体型に触れる言葉は控えましょう。妊娠中は誰しも体重が増加し、多少ふくよかになるのは当たり前です。本人が一番気にしているので、わざわざ傷つけるような発言をする必要はありません。

仕事に関する言葉

「仕事が休めてうらやましい」などの言葉は、冗談のつもりでも良くありません。妻は休みたくて休んでいるわけではないからです。「毎日会社に行っている自分の方が大変」など、夫と比べるような発言も気分が良いとは言えないでしょう。仕事が大変なのはもちろんですが、おなかの中に赤ちゃんを宿している妻も大変です。お互いに争うような言葉は控え、「一緒にがんばろう」という前向きな声かけを意識していきましょう。

妻の妊娠中夫婦で取り組みたいこと

ベビーグッズの用意をする夫婦
妻の体調が落ち着いている時は、今後のために赤ちゃんについて勉強したり、夫婦ふたりの時間を作ったりするのがおすすめです。妻の妊娠中に夫婦で取り組みたいことを紹介します。

赤ちゃんについての知識を深める

妻のつわりが落ち着いてきたら、一緒に両親学級に参加したり本を読んだりして、赤ちゃんについての知識を深めておきましょう。両親学級では、沐浴といった赤ちゃんのお世話の仕方を学べたり、夫も妊婦のおなかの重さを体験できたりします。
妊婦健診に同行するのもおすすめです。赤ちゃんの成長を一緒に感じられるだけではなく、妊娠や出産についてわからないことを直接医師や助産師に確認できます。

ふたりの時間を大切にする

赤ちゃんが産まれるとふたりでゆっくり話し合う時間がとれなくなるので、ふたりの時間を大切しましょう。体調には気遣いつつ、一緒に趣味やお出かけを楽しむのもおすすめです。
また、妻は赤ちゃんを産んだ後すぐには動けないので、自分が育児休暇を取るのか、親や兄弟に頼む、外部サービスを利用するなど、産後の家事・育児の体制についても今のうちにしっかり話し合っておくと負担を減らせます。

妻の妊娠中夫は万全のサポートを考えて

キッチンで笑顔で向き合う妊婦と夫
妻の妊娠中夫が考えていることの多くは、妻の体調やどのように支えれば良いかということです。妊娠中に現れるさまざまな症状により、妻は思うように動けません。そのような時に夫が家事などできることを見つけ、率先して行うことで妻のサポートができるはず。お互いに大変な時期ですが、できることから始めて夫婦ふたりで乗り越えましょう。
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