【管理栄養士監修】ブロッコリーの離乳食はいつから?初期・中期・後期のレシピと調理のポイント
監修:管理栄養士 鳥内雅子先生

監修:管理栄養士 鳥内雅子先生

病院・特別養護老人ホーム・精神障害者生活訓練施設にて勤務。 現在はフリーの管理栄養士として活動。 コロナ禍に息子を出産し、離乳食の難しさに直面。同じように悩むお母さんの役に立ちたいとインスタグラムで発信を始めた。 現在フォロワー数6.7万人(2026年4月現在)。 偏食改善アドバイザーの資格を取得し、離乳食や偏食に悩むお母さんたちに向けてカウンセリングや講座を行っている。

栄養豊富なブロッコリーが離乳食に使えるのはいつから?

手づかみでブロッコリーを食べる赤ちゃん
ブロッコリーにはビタミンやミネラル、カリウムなど、赤ちゃんの成長をサポートしてくれる栄養素が豊富に含まれています。クセがなく冷凍保存できるため、離乳食にも積極的に取り入れたい食材のひとつです。やわらかい穂先の部分を使えば、離乳食初期から与えられます。ペーストやみじん切りなど、月齢に合わせて調理方法を工夫して与えましょう。

【ブロッコリーの離乳食】月齢別ポイント

生、ゆで、ペーストのブロッコリー
離乳食初期から使えるブロッコリーですが、月齢に合った調理が必要です。ブロッコリー単体では飲み込みにくいため、白湯やスープでのばしたり、とろみをつけるなど工夫してあげましょう。

離乳食初期|5~6ヵ月頃

なめらかにすりつぶした状態が目安です。ヨーグルトくらいのなめらかさをイメージし、粒感が残らないようにしましょう。

■1回あたりの量:ベビースプーン1さじからはじめる

離乳食中期|7~8ヵ月頃

舌でつぶせる固さが目安です。絹ごし豆腐くらいをイメージし、指で軽くつぶすとすぐにすりつぶせるくらいのやわらかさにゆでましょう。だし煮やおかゆに混ぜると食べやすくなります。

■1回あたりの量:20~30g

離乳食後期|9~11ヵ月頃

歯ぐきでつぶせる硬さが目安です。熟したバナナくらいをイメージし、指で軽く力を入れるとつぶせるくらいのやわらかさにしましょう。もそもそ感が気になる場合は、お粥に混ぜたりとろみをつけたりするのがおすすめです。

離乳食後期からはゆでた茎も食べられます。茎の中心部分はやわらかくなりやすいですが、外側には繊維が多いため、皮を厚めに剥いて使います。

■1回あたりの量:30~40g

離乳食完了期|12~18ヵ月頃

歯ぐきで噛める硬さが目安です。肉だんごくらいのイメージで、指で押すと少し弾力を感じながらもつぶせる程度にしましょう。1cm角から一口大に切りますが、手づかみ食べをするなら4~5cmくらいのサイズが子どもも持ちやすいです。やわらかくゆでてスティック状に切った茎は、手づかみ食べにおすすめです。

■1回あたりの量:40~50g

離乳食にブロッコリーの茎を使う際の注意点

ブロッコリーの茎にはビタミンCが豊富に含まれています。繊維が多いため離乳食に使えるのは後期からです。

小房に分け、やわらかくゆでてからそぎ切りにして与えます。太い茎は皮を厚くむき、やわらかくゆでて刻んだり、すりおろしたりして与えます。赤ちゃんの成長に合わせてスティック状に切って与えても良いでしょう。

初期の離乳食には、電子レンジで加熱するよりも鍋でゆでる方がやわらかくなるのでおすすめです。少ないお湯でゆでることでビタミンの流出を抑えられます。

【ブロッコリーの離乳食】月齢別おすすめレシピ

栄養豊富なブロッコリーを使った、月齢別のおすすめレシピを紹介します。多めに作って冷凍保存しておくのもおすすめです。

【離乳食初期|5~6ヵ月頃】ブロッコリーのペースト

ブロッコリーのペースト
離乳食の第一段階であるごっくん期に使えるブロッコリーペースト。初期はやわらかい穂先の部分のみを使用しましょう。甘みのあるカボチャやジャガイモを合わせたり、おかゆに混ぜてあげたりすると食べやすくなります。
■材料(5食分)
  • ブロッコリー 2房(約30g)
  • 白湯 大さじ1
■作り方
  1. ブロッコリーは小房に切り、水でよく洗う
  2. たっぷりの湯でやわらかくなるまで5分ほどゆで、水気を切る
  3. 粗熱がとれたらやわらかい穂先の部分をみじん切りにする
  4. すり鉢でペースト状になるまですりつぶしてから裏ごしし、白湯でのばす

【離乳食中期|7~8ヵ月頃】ブロッコリーと鶏肉のだし煮

ブロッコリーのだし煮
ブロッコリー特有のボソボソした食感も、だしを加えることで食べやすくなるメニューです。
■材料(3食分)
  • ブロッコリー 6房(約90g)
  • 鶏ひき肉 45g
  • 玉ねぎ 20g(みじん切り)
  • だし汁 200mL
■作り方
  1. ブロッコリーは小房に分け、水でしっかり洗う
  2. たっぷりのお湯でやわらかくなるまで5分ほどゆで、水気を切る
  3. 粗熱がとれたら、やわらかい穂先の部分をみじん切りにする
  4. 鶏ひき肉はしっかり火が通るまでゆで、すり鉢ですりつぶす
  5. 鍋にだし汁、ブロッコリー、鶏ひき肉、玉ねぎを入れて弱火にかけ10分ほど煮る

【離乳食後期|9~11ヵ月頃】ブロッコリーとツナのお焼き

ブロッコリー入りのおやき
手づかみでも食べやすい栄養満点のおやきです。卵やチーズ、しらすを加えてもおいしく、栄養価もアップします。小さく焼いて冷凍保存しておけば、すぐに食べられるのでおやつにもおすすめです。
■材料(1食分)
  • ブロッコリー 大さじ2
  • 無塩ツナ水煮缶 小さじ2
  • 小麦粉 大さじ1
  • 水 大さじ1
  • マヨネーズ 小さじ1
  • かつお節 ひとつかみ
  • ごま油 少々
  • 醤油 2滴
■作り方
  1. ブロッコリーを水で洗い、たっぷりのお湯でやわらかくなるまでゆで粗く刻む
  2. ボールに①と水気を切ったツナ缶、小麦粉、水、醤油、マヨネーズ、手で細かくちぎった鰹節を入れてよく混ぜる
  3. フライパンにごま油を入れて熱し、生地を広げたら焦がさないように両面を焼く
  4. 粗熱がとれたら食べやすい大きさに切る

【離乳食完了期|12~18ヵ月頃】ブロッコリーと豆腐の卵焼き

ブロッコリー入り卵焼き
たんぱく質とビタミンが一度に取れる卵焼きです。粉チーズやしらすなど具材を加えればさらに栄養価がアップします。
■材料(2~3食分)
  • ブロッコリー 10g
  • 豆腐 30g
  • 片栗粉 小さじ1/2
  • 卵 1個
  • 牛乳 小さじ1
  • 青のり 適量
■作り方
  1. ブロッコリーを水で洗い汚れを落とす
  2. たっぷりのお湯でブロッコリーがやわらかくなるまで茹で、みじん切りにする
  3. ボウルに豆腐を片栗粉を入れて、フォークなどで滑らかになるまで混ぜる
  4. ③に卵、ブロッコリー、牛乳、青のりを入れてよく混ぜる
  5. フライパンに薄く油を引いて熱し、②を2回に分けて入れ卵焼きを作る

【ブロッコリーの離乳食】保存&解凍のポイント

月齢別に冷凍保存されたブロッコリー
鮮度が落ちやすいブロッコリーは、まとめて下ごしらえをして冷凍保存するのがおすすめです。1食分ずつ小分けをしておけば、解凍してすぐ使えるので便利でしょう。

保存方法

【冷凍保存】

冷蔵庫で保存する場合は、その日のうちに食べ切りましょう。食べる際には電子レンジで再加熱します。
【冷凍保存】

ペーストは粗熱がとれたらフタつきの製氷皿に1食分ずつ入れ、フタをして冷凍します。フタつきの製氷皿がない場合はラップして冷凍し、凍ったら冷凍保存用袋に移し、冷凍庫で保存するとニオイ移りを防げます。

粗みじん切りや一口大に切ったブロッコリーは、粗熱をとってから1食分ずつラップに包み冷凍保存袋や保存容器に入れて冷凍すると使いやすく便利です。

保存期間は1週間程度ですが、保存期間前でも匂いや味が変わっている場合は処分しましょう。

解凍方法

【冷凍離乳食の解凍方法】

1食分ずつ耐熱容器に移し、ふんわりとラップをして電子レンジ600Wで20秒ほど加熱します。粗熱をとってから赤ちゃんに与えましょう。一度解凍した離乳食の再冷凍は雑菌が繁殖する原因となるため行いません。

離乳食にブロッコリーを使う際のQ&A

頭を抱えたブロッコリー
栄養価の高いブロッコリーですが、アレルギーや産地など選ぶ際に気になることもあるでしょう。最後に離乳食にブロッコリーを使う際のQ&Aを紹介します。

ブロッコリーに食物アレルギーはある?

ブロッコリーは「特定原材料等28品目」に含まれていませんが、まれにアレルギーを引き起こす場合があります。初めて与える際には少量から始めましょう。アレルギー症状が出た場合、すぐに病院へ行けるよう平日の午前中に与えると安心です。

離乳食に外国産のブロッコリーを使っても大丈夫?

外国産の野菜は、輸送に時間がかかるため防腐剤が使われていることがあります。ただし日本の市場に出ている外国産の野菜は、食品安全委員会の基準をパスしているため安全です。気になる場合は、流水でしっかり洗うか、国産の野菜を選ぶと良いでしょう。

離乳食に冷凍ブロッコリーは使える?

下ゆでしてから冷凍されている冷凍ブロッコリーは、下ごしらえの手間が省け、必要な量だけ使える便利な食材で、離乳食にも活用できます。購入する際には、原材料がブロッコリーのみのシンプルなものを選びましょう。

塩が使われている場合は、ゆでて解凍すると一緒に塩抜きができます。国産の契約栽培品や有機JAS規格のオーガニック商品を選ぶと、残留農薬のリスクを減らせます。

月齢に合わせた工夫で、ブロッコリーを離乳食に摂り入れよう

離乳食を食べる赤ちゃん
栄養価の高いブロッコリーは、離乳食を始めてすぐに取り入れられる食材です。ただし、繊維が多い茎は離乳食後期から与えるなど、月齢に合わせた使い方や調理方法が大切。また、冷凍保存ができるため、1週間分をまとめて作っておくと、すぐに使えて便利です。もしパサパサした食感が食べにくい場合は、おかゆに混ぜたり、甘味のある野菜と合わせたりして、赤ちゃんが食べやすいよう工夫してあげましょう。
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