INDEX
- 離乳食をフリージングするときの基本ルール5つ
- 1. 新鮮な食材を調理してから冷凍する
- 2. しっかり冷ましてから冷凍庫に入れる
- 3. 小分けにして密閉保存する
- 4. 食べるときは凍ったまま再加熱する
- 5. 冷凍後は1週間以内に使い切る
- 【形状別】離乳食をフリージングするコツ
- おかゆ・液体
- みじん切り・ペースト
- 成形済みのおかず
- 量が多いおかゆ・おかず
- フリージングした離乳食の注意点
- そのまま冷凍できない食材もある
- 食べ残しても再冷凍はしない
- フリージングした離乳食を解凍するコツ
- 電子レンジで解凍するコツ
- 小鍋で解凍するコツ
- フリージング離乳食をお届け!コープのきらきらステップ
- フリージングの活用で離乳食作りの手間を軽減
離乳食をフリージングするときの基本ルール5つ
離乳食をフリージングする際は、冷凍前にしっかりと下処理し、期限を守って使い切るようにしましょう。赤ちゃんのために守りたい基本ルールを紹介します。
1. 新鮮な食材を調理してから冷凍する
離乳食用の食材は、なるべく新鮮なものを選び、当日中に加熱調理してから冷凍しましょう。赤ちゃんの月齢に合わせてやわらかくなるまで加熱し、すりつぶしたり刻んだりしてから冷凍庫に入れます。一度冷凍した食材を再冷凍すると品質が落ちるため、パックに「解凍」と記載された肉や魚は避けるのが安心です。
2. しっかり冷ましてから冷凍庫に入れる
加熱調理した食材を温かいまま冷凍庫に入れるのは避けましょう。霜がついて味が落ちてしまうだけではなく、冷凍庫内の温度を上昇させ周りの食材を傷ませる原因になります。食材の調理後は必ず粗熱をとってから、冷凍庫に入れるのが基本です。
3. 小分けにして密閉保存する
食材は1食分ずつ取り出せるように小分けにしてから冷凍すると、便利なだけではなく衛生面でも安心です。食材の小分けには、製氷皿やフリーザーバッグ、蓋付きの冷凍保存容器が役立ちます。
フリーザーバッグを使う場合は、食材の劣化を防げるようできる限り中の空気は抜いて密閉させましょう。さらに熱伝導の良い金属トレーにのせて冷凍すれば、急速冷凍できてより鮮度を保ちやすくなります。
フリーザーバッグを使う場合は、食材の劣化を防げるようできる限り中の空気は抜いて密閉させましょう。さらに熱伝導の良い金属トレーにのせて冷凍すれば、急速冷凍できてより鮮度を保ちやすくなります。
4. 食べるときは凍ったまま再加熱する
自然解凍は雑菌が繁殖する原因になります。赤ちゃんに与えるときは、冷凍庫から取り出してからすぐに再加熱するのが理想です。食材が凍ったままの状態で鍋や電子レンジに入れ、中までしっかり加熱しましょう。
5. 冷凍後は1週間以内に使い切る
冷凍した離乳食の保存期間は1週間以内です。冷凍していても、少しずつ品質は落ちていきます。赤ちゃんは抵抗力が弱く、味にも敏感なので細心の注意が必要です。冷凍容器に冷凍した日付などをメモしておくと、一目で判別できて便利です。
【形状別】離乳食をフリージングするコツ
離乳食のフリージングには、製氷皿やフリーザーバッグ、冷凍用蓋つき保存容器が役立ちます。食材の形状に合わせた使い方のコツを紹介します。
おかゆ・液体
おかゆなどの水分が多いもの、出汁やスープなどの液体の冷凍には、製氷皿が活躍します。製氷皿に食材を入れるだけで、自然と1食分ずつに分けられます。
製氷皿で一度凍らせたら、製氷皿から取り出しフリーザーバッグに移して冷凍保存しましょう。フリーザーバッグに移すことで、冷凍焼けを防ぎ、鮮度を保ちやすくなります。氷用の製氷皿も使えますが、離乳食用の冷凍容器はより使いやすく設計されています。
製氷皿で一度凍らせたら、製氷皿から取り出しフリーザーバッグに移して冷凍保存しましょう。フリーザーバッグに移すことで、冷凍焼けを防ぎ、鮮度を保ちやすくなります。氷用の製氷皿も使えますが、離乳食用の冷凍容器はより使いやすく設計されています。
みじん切り・ペースト
みじん切りやペースト状にした野菜・ひき肉などの冷凍には、フリーザーバッグが向いています。フリーザーバッグの中でなるべく食材を薄く平らに伸ばし、菜箸ですじ目を入れておきます。食べるときは、必要な分だけすじ目に沿ってパキッと折って取り出せるので便利です。
成形済みのおかず
ハンバーグやパンケーキ、おやきなど、成形して調理が済んだ状態のおかずは、1つずつラップに包んでから、まとめてフリーザーバッグに入れて冷凍しましょう。ラップに包むことで空気を通さず、酸化を防いでおいしさを保ちます。解凍時は、電子レンジで加熱するだけで一品完成です。
量が多いおかゆ・おかず
赤ちゃんが1回に食べる量が増えてきたら、1食分ずつに分けて蓋付きの保存容器に入れて冷凍すると良いでしょう。電子レンジ対応の容器なら、冷凍庫から出してそのまま加熱できます。汁気が多いものは凍らせると膨張するので、容器の8分目くらいまでに抑えるのがコツです。
フリージングした離乳食の注意点
便利なフリージングですが、いくつか注意したいことがあります。ポイントを押さえて安全に取り入れましょう。
そのまま冷凍できない食材もある
水分や食物繊維が多い食材は、冷凍すると食感が大きく変わってしまいます。フリージングには不向きな食材や、工夫が必要な食材もあるので把握しておきましょう。
<フリージングに向かない食材>
| 食材 | 注意点 |
|---|---|
| ゆで卵の白身 | 水分が抜けパサついた食感になるため、冷凍は避けた方が無難 |
<工夫が必要な食材>
| 食材 | 注意点 | 対策 |
|---|---|---|
| 豆腐 | 冷凍すると水分が抜けスポンジのような食感になる | 加熱してペースト状にしてから冷凍する |
| じゃがいも | 茹でただけの状態で冷凍すると、モサモサした食感になる | マッシュやペースト状にしてから冷凍する |
| 水分が多い野菜 (大根・なすなど)
|
加熱した食材を冷凍しただけだと、パサついた食感になる | 少量の茹で汁と一緒に冷凍する |
豆腐の冷凍方法をもっと詳しく知りたい方は、こちらを参考にしてみてください。
食べ残しても再冷凍はしない
一度解凍したものはその日中に食べ切り、再冷凍は控えましょう。解凍後、常温で置いていた食材は細菌が繁殖している可能性があります。解凍後すぐであっても、一度冷凍すると食感は変わってしまうものです。食べ残したからといって、再び冷蔵・冷凍で保存するのはおすすめできません。赤ちゃんの安全を最優先にし、余ったら処分しましょう。
フリージングした離乳食を解凍するコツ
冷凍した食材を赤ちゃんに安全に食べてもらうには、全体が75℃以上になるまで加熱し、殺菌処理することが重要です。電子レンジ、小鍋での解凍の仕方を紹介します。
電子レンジで解凍するコツ
電子レンジで解凍する場合は、耐熱容器に移し、ふんわりとラップをかけて加熱します。加熱しすぎると食材がパサパサになったり固くなったりするので、短めの時間に設定し、様子を見ながら少しずつ延長するのがコツ。まずは20~30秒ほど加熱し、足りなければさらに10秒ずつ様子を見ながら加熱しましょう。解凍ムラを防ぐために途中で均等になるよう混ぜ、水分が足りなければ適宜水分を足します。
小鍋で解凍するコツ
小鍋を使うと火加減が調節しやすく、解凍ムラもできにくいのでおすすめです。小鍋の場合も、加熱しすぎないよう弱火にするのがコツ。解凍したい食材と少量の水や出汁を小鍋に入れ、沸騰するまでかき混ぜながら弱火で加熱します。水分がなくなりそうになったら、適宜水分を足しましょう。
フリージング離乳食をお届け!コープのきらきらステップ
忙しいママ・パパにおすすめなのが、コープ東北のきらきらステップです。離乳食の時期に応じた手軽に作れるミールキットをご自宅までお届けするサービスです。赤ちゃんの安全を最優先した徹底した品質管理と、食べやすい味付けが人気の理由。買い置きできる冷凍品が中心なので、いざというときに助かります。ワンコイン(500円税込)でお試しできるので、まずは手に取ってみてください。
フリージングの活用で離乳食作りの手間を軽減
離乳食を毎回少量ずつ作るのは手間がかかるもの。ある程度まとめて作ってフリージングしておけば、忙しいときに手軽に使えます。加熱や保存期間のルールを守り、ママ・パパの負担を減らしながら、赤ちゃんにおいしい離乳食を楽しんでもらいましょう。
