【管理栄養士監修】離乳食のうどんはいつから?月齢別ポイントやおすすめレシピも
管理栄養士:鳥内雅子先生

管理栄養士:鳥内雅子先生

病院・特別養護老人ホーム・精神障害者生活訓練施設にて勤務。 現在はフリーの管理栄養士として活動。 コロナ禍に息子を出産し、離乳食の難しさに直面。同じように悩むお母さんの役に立ちたいとインスタグラムで発信を始めた。 現在フォロワー数6.8万人。(2026年1月時点) 偏食改善アドバイザーの資格を取得し、離乳食や偏食に悩むお母さんたちに向けてカウンセリングや講座を行っている。

※本記事に関する監修者への問い合わせはお控えください
鳥内雅子先生Instagram

離乳食でうどんを食べられるのはいつから?

うどんを手づかみで食べる赤ちゃん
離乳食でのうどんは、おかゆに慣れてきた離乳食初期の後半から始めると良いでしょう。やわらかく茹でたうどんを、すりつぶしたり、刻んだりして与えます。うどんをすりつぶすと粘りがでるので、出汁と合わせての調理が必要です。刻んだ食材を食べられる離乳食中期から始めても問題ありません。
うどんは消化が良いので、消化器官が未熟な赤ちゃんの胃腸に負担をかけにくい食材です。ただし、小麦を使っているため、食物アレルギーを引き起こす可能性があり、与える際には注意が必要です。

【月齢別】離乳食でうどんを与える際の目安

離乳食のうどんとベビー用キッチンバサミ
離乳食でうどんを与える際には、固さや大きさ、量などを月齢によって変える必要があります。月齢別うどんの調理方法や1食の量を紹介します。あくまでも目安のため、調理方法や量は赤ちゃんの発達に合わせてあげましょう。

離乳食初期(5~6ヵ月)

離乳食初期は赤ちゃんが飲み込む練習をしている時期です。飲み込みやすいようにトロトロの状態にしてあげましょう。

■固さ・大きさ
なめらかにすりつぶしたものに白湯や薄めのだしなどを加えたペースト状

■1食の量
5~20g

離乳食中期(7~8ヵ月)

離乳食中期はやわらかい食材を、上あごと舌ですりつぶして食べる時期です。食材はやわらかく煮てから、白湯や薄いだし汁を加えて飲み込みやすくしてあげましょう。

■固さ・大きさ
舌でつぶせる固さまでよく煮てからやわらかくし、みじん切りにする

■1食の量
25~55g

離乳食後期(9~11ヵ月)

離乳食後期は食材を噛んで食べる練習の時期です。冷凍めんは噛み応えのあるものが多いため、ゆで麺や離乳食用のうどんなどのやわらかいものを選びましょう。

■固さ・大きさ
歯茎でつぶせる固さに茹で、1~2cmの長さに刻む

■1食の量

60~80g

離乳食完了期(12ヵ月~1歳6ヵ月)

噛む力が強くなるため、しっかり咀嚼して食べる習慣をつけてあげましょう。

■固さ・大きさ
歯茎で噛める固さに茹で、2~3cmの長さに刻む

■1食の量
60~80g

離乳食で初めてうどんを与える際の注意点

離乳食のレパートリーを広げるためにも、消化の良いうどんはおすすめの食材です。しかし、うどんの種類によっては塩抜きや味付けなど気をつけたいポイントがあります。初めてうどんを与える際の注意点をみていきましょう。

1.種類によっては塩抜きが必要

うどんを流水で洗う
うどんの種類によっては塩抜きが必要です。赤ちゃんは塩分を処理する能力が低いため、塩分を摂り過ぎないようにする必要があります。

離乳食でうどんを使う場合は、たっぷりのお湯で茹でた後、流水で水洗いをして塩抜きをします。乾麺は塩分が多いのでしっかり塩抜きをするか、他のうどんを選ぶと良いでしょう。

2.離乳食に使いやすいうどんを選ぶ

うどんには乾麺やゆで麺など種類があります。やわらかく調理でき赤ちゃんが食べやすい麺を選びましょう。
■うどんの種類とメリット・デメリット
種類 メリット デメリット
離乳食用乾麺 塩分不使用
カット済みで使いやすい
ゆで麺よりも茹で時間が長い
離乳食用冷凍麺 電子レンジ調理ができる
保存期間が長い
カット済みのものもある
レンジで調理する場合は加熱にむらが出ないよう注意
ゆで麺 茹で時間が短い
刻んでから茹でると塩分が抜ける
保存期間が短い
乾麺 少量ずつ使える
折ってから茹でるとカットの手間がはぶける
塩分が多い
太さにより茹で時間が長い
冷凍麺 長期保存できる コシが強く離乳食向きではないものもある
塩分が多め
少量ずつ使えない

3.塩分を摂り過ぎない

塩とスプーン
離乳食用のうどんは薄味にし、赤ちゃんの腎臓に負担をかけないよう塩分の摂り過ぎに注意しましょう。スープが薄味だからといって飲み過ぎると塩分の摂り過ぎにつながります。

味付けの基本は、野菜やかつお節、にぼしなどから取っただしを使うことです。塩分の摂り過ぎに注意しながら、おいしく食べられる工夫をしてみてください。

4.小麦アレルギーに注意

うどんの主原料である小麦は、アレルギーを引き起こしやすい「特定原材料(3大アレルゲン)」の一つです。食物アレルギーを引き起こす可能性があるため、初めて与える際は、アレルギー症状が出た場合すぐに受診できるよう、平日の午前~昼頃といった時間帯が良いでしょう。

赤ちゃんの機嫌が良い時に、ペースト状にしたうどんを離乳食用のスプーンで極少量与えてみてください。その後は赤ちゃんの様子をみながら、数日かけて少量ずつ増やしていきます。

【月齢別】離乳食におすすめのうどんレシピ

最後に赤ちゃんの月齢別、うどんを使ったおすすめレシピを紹介します。うどんは具材に肉や魚、野菜などを加えると、一度にさまざまな栄養を摂れる便利な食材です。また、ペーストやあんかけにすると赤ちゃんも飲み込みやすくなります。

【離乳食初期】とろとろうどん

すりつぶしたとろとろのうどん
初めてのうどんにおすすめのとろとろうどん。だし汁でのばし、飲み込みやすくしてあげましょう。
■材料
  • ゆでうどん(塩分不使用) 1/2袋
  • だし汁または水 適量
■作り方
  1. 鍋に適量のだし汁または水、刻んだうどんを入れ弱火でやわらかくなるまで煮る
  2. ブレンダーやすり鉢でペースト状にし、必要であればだし汁でのばす
ブレンダーでペーストにする場合はだし汁を少量ずつ加え、水分が多すぎない程度にします。刃が回ってうどんを切れるくらいの少なめの水分量が目安です。

【離乳食中期】大人のお味噌汁の具をとりわけ「野菜だしうどん」

野菜たっぷりうどんの離乳食
野菜の旨味を吸ったやさしい味のうどんです。大人用の味噌汁を取り分けて作るので時短にもなります。
■材料(味噌汁用2~3人分)
  • タマネギ 1/4個(50g)
  • ニンジン 1/4本(30g)
  • キャベツ 2枚(30g)
  • だし汁(もしくは顆粒だしと水) 500mL
  • 味噌 適量
■材料(うどん用)
  • ゆでうどん(塩分不使用) 40g
  • ピーマン 10g
  • 味噌汁の煮汁 1/4カップ程度
■作り方
  1. ニンジン、タマネギ、キャベツを短冊切りにする
  2. 鍋にだし汁を入れて火にかけ、沸騰したら①の野菜とうどんを加え、柔らかくなるまで煮る
  3. 野菜が柔らかくなったら、赤ちゃん分のうどん・野菜・煮汁をとり分け、細かく刻む
  4. 赤ちゃん用の鍋に③を戻し、みじん切りにしたピーマンを加えて再度火にかける。ピーマンが柔らかくなったら、味噌を豆粒程度溶き入れる
  5. 残りの鍋に、大人用の分量の味噌を加えて味をととのえる

【離乳食後期】やさしい味のうどん

野菜の入ったあんかけうどん
片栗粉のとろみで食べやすいうどんです。
■材料(1食分)
  • タマネギ 10g
  • シメジ 10g
  • ツナ缶(ノンオイル) 15g
  • サラダ油 少々
  • だし汁 適量
  • しょう油 少々
  • 水溶き片栗粉 適量
■作り方
  1. うどんをやわらかく茹で、1~2cmの長さに切る
  2. 野菜は粗みじん切り、シメジはみじん切りにする
  3. フライパンに油を入れて熱し、野菜とシメジを炒める
  4. ツナ缶、だし汁、しょう油を加えて煮る
  5. 野菜がやわらかくなったらうどんを入れ、水溶き片栗粉を加えてとろみをつける
  6. 器にうどんを入れる

【離乳食完了期】取り分けできるジャージャーうどん

肉みそたっぷりのジャージャーうどん
途中で具材を取り分けることで、大人と同じメニューが楽しめます。一皿で主食・野菜・たんぱく質がとれる便利なうどんです。
■材料
  • 合挽肉 150g
  • タマネギ 150g
  • ニンジン 100g
  • ほうれん草 1/2袋
  • 水 250㏄
  • ごま油 小1/2
  • 水溶き片栗粉 適量
<A>
  • 砂糖 小1と1/2
  • 味噌 大2と1/2
<B>
  • しょう油 小2
  • ショウガ 小1
  • うどん 大人用2玉・子ども用1玉
■作り方
  1. タマネギ、ニンジンを粗みじん切り、ほうれん草は茹でて1cm幅に切る、ショウガはすりおろす
  2. 子ども用うどんをやわらかく茹でる
  3. フライパンを中火にかけひき肉を炒め、油が出たらペーパーで取る
  4. タマネギ、ニンジンを加え軽く炒めたら、水、Aを加え時々混ぜながら野菜がやわらかくなるまで煮る
  5. ほうれん草と水溶き片栗粉を加えとろみがついたら子ども用を取り分ける
  6. Bを加え煮詰める
  7. 器にうどんを入れ、取り分けた具材を盛る。うどんは適宜カットする
ジャージャーうどんの素を使えば、うどんを用意するだけで簡単に食べられます。
離乳食完了期にはカレーうどんもおすすめです。

離乳食のうどんは離乳食初期の後半からが目安

うどんを食べる赤ちゃん
うどんは離乳食初期から使え、具材の組み合わせ次第で一度にさまざまな栄養がとれる便利な食材です。ただし、主原料の小麦はアレルギーを引き起こしやすい「特定原材料」の一つのため、初めて与える際には少量からスタートするなどの注意が必要です。調理時は月齢に合わせてペースト状やみじん切り、汁物、あんかけなど、固さや形状を工夫することでおいしく食べられます。離乳食にうどんを上手に取り入れてレパートリーを広げていきましょう。
宮城・福島のコープ宅配はこちら

人気記事ランキング

注目キーワード