監修者:管理栄養士 鳥内雅子
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白身魚は離乳食初期から食べられる?
白身魚は離乳食初期から食べられますが、基本の食材に慣れてから始めると安心です。お粥から始め、野菜ペーストや豆腐ペーストに慣れてきたら、白身魚へと進めるのが一般的。他の食材と同じように加熱した白身魚をすり潰し、滑らかにして与えましょう。
【離乳食の基本】白身魚の種類と下処理方法
白身魚を離乳食初期から与える場合は、脂質が少なくやわらかいカレイやヒラメ、タイなどから始めるのがおすすめです。離乳食で与える白身魚の調理方法や下処理方法を紹介します。
【月齢別】おすすめの種類
白身魚にもいろいろな種類があります。赤ちゃんの胃に負担をかけないよう、脂質が少なくやわらかい身の魚から始めます。与える時期はあくまでも目安なので、赤ちゃんの成長に合わせて進めましょう。
■初期~中期:カレイ、ヒラメ、タイ、シラス など
■後期~完了期:タラ、サケ など
シラスは塩分を多く含んでいるため、茹でたり熱湯をかけたりして塩抜きする必要があります。茹でる方が多くの塩分を抜けます。
■初期~中期:カレイ、ヒラメ、タイ、シラス など
■後期~完了期:タラ、サケ など
シラスは塩分を多く含んでいるため、茹でたり熱湯をかけたりして塩抜きする必要があります。茹でる方が多くの塩分を抜けます。
【月齢別】かたさ・大きさの目安
白身魚は身がやわらかくほぐれやすいため、離乳食初期から取り入れやすいたんぱく源です。月齢に合わせて、とろみをつけたり、食べやすい大きさにほぐしたりして与えましょう。お粥などとろみのあるものに混ぜてあげても食べやすくなります。
■初期:茹でてから丁寧にすり潰し、ゆで汁を加えてとろとろ状にする
■中期:茹でてから細かくほぐすかきざみ、ゆで汁に片栗粉を加えてとろみをつける
■後期:茹でてから1cm大に粗くほぐす
■完了期:茹でてから2cm大にほぐすか切る
■初期:茹でてから丁寧にすり潰し、ゆで汁を加えてとろとろ状にする
■中期:茹でてから細かくほぐすかきざみ、ゆで汁に片栗粉を加えてとろみをつける
■後期:茹でてから1cm大に粗くほぐす
■完了期:茹でてから2cm大にほぐすか切る
白身魚の下処理・下ごしらえ方法
白身魚の鮮度の良いものを選び、皮や骨、内臓をきれいに取り除きます。お刺身は骨がなく、火が通りやすく使いやすいですが、まれに骨が入っている場合もあるので注意しましょう。
茹でると身がやわらかくなる他、ゆで汁は臭みが少なければダシとして使えるのでおすすめです。赤ちゃんは細菌への抵抗力が弱いため、必ずしっかり火を通してから与えてください。約200mLのお湯に酒小さじ1~2と魚を入れ、3分ほど沸騰させてアルコールを飛ばしながら茹でると臭みが抜けやすくなります。
茹でると身がやわらかくなる他、ゆで汁は臭みが少なければダシとして使えるのでおすすめです。赤ちゃんは細菌への抵抗力が弱いため、必ずしっかり火を通してから与えてください。約200mLのお湯に酒小さじ1~2と魚を入れ、3分ほど沸騰させてアルコールを飛ばしながら茹でると臭みが抜けやすくなります。
【月齢別】白身魚を使った離乳食レシピ
白身魚は低脂肪で高たんぱくな食材です。離乳食のステップに合った調理の仕方で、食べやすい状態にして取り入れてみてください。白身魚を使った月齢別のレシピを紹介します。
【初期】白身魚のペースト
白身魚は刺身を使うと火が通りやすく、少量でも作りやすいのでおすすめです。切り身を使う場合は、小骨が残らないようにすり潰してから裏ごししましょう。すり鉢やミキサーを使うと簡単。片栗粉を軽くまぶすと身が硬くなりづらいです。
【材料】(2食分)
- 白身魚 15g
- 片栗粉 小さじ1/6
- 酒 小さじ1
- 水 150mL
【作り方】
- 白身魚に片栗粉をまぶす
- 鍋に湯を沸かし酒を入れ、白身魚を茹でる
- 火が通ったら取り出し、なめらかになるまですり潰し、湯を加えてペースト状にする
【中期】白身魚と野菜のお粥
良質なたんぱく質とビタミンがとれるメニューです。ほうれん草やブロッコリーを入れてもおいしく食べられます。
【材料】(2食分)
- 白身魚 20g
- にんじん 40g
- 昆布だし 1カップ
- 片栗粉 小さじ1/2
- 酒 小さじ1
【作り方】
- 鍋に昆布だし、皮を剥いて半月切りにしたにんじんを入れてやわらかくなるまで煮る
- 白身魚の水分をペーパーで拭き取り片栗粉をまぶしたら鍋に入れる
- 酒も加えて白身魚に火が通るまで加熱する
- だしと具を分け、にんじんと白身魚を潰し細かくしたらお粥と混ぜる
【後期】白身魚と野菜の雑炊
冷凍保存しておくと、忙しい時でも簡単に栄養がとれます。小松菜やほうれん草などを加えるとさらに栄養価がアップします。また、ご飯の代わりにうどんを使用してもおいしくできあがります。
【材料】(作りやすい量)
- 炊いたご飯(茹でうどん) 100g(うどんは1/2袋)
- しらす 大さじ2
- にんじん 30g(細かく刻む)
- キャベツ 30g
- だし汁 300mL
【作り方】
- シラスは湯をかけて塩抜きをする。
- 鍋にだし汁、1cm角に切ったにんじんとキャベツを入れ火にかけ、沸騰したら弱火にして煮る
- にんじんがやわらかくなったら、シラス、ごはん(うどん)を加え5分ほど煮る
ゆでうどんを使う場合は、袋の上から包丁を押し当てて1~2cmの長さに切ることで食べやすくなります。
【後期】白身魚のふわふわつみれ汁
白身魚に豆腐を加えたふわふわ食感のつみれなら、魚が苦手な赤ちゃんも食べやすいです。野菜も一緒に食べられる、栄養満点レシピです。
【材料】(作りやすい量)
- 白身魚 25g(鯛やヒラメの刺身)
- 豆腐 15g(しっかり水切りをする)
- 片栗粉 小1
- にんじん 10g
- 大根 10g
- 味噌 少々
- だし汁 1/2カップ
- しょう油 少々
【作り方】
- 白身魚は細かく刻んで叩き、すり鉢ですり潰す。なめらかになったら豆腐、片栗粉、味噌を加え混ぜる
- にんじん、大根は2~3cmの長さの千切りにする
- 鍋にだし汁、にんじん、大根を入れ火にかけ、野菜が柔らかくなるまで煮る
- スプーンを使ってつみれを団子状にし、鍋の中に落とす
- つみれにしっかり火が通ったら、しょう油を加えて味を調える
※つみれは、作る量を4倍以上にすると、ブレンダーやフードプロセッサーでも扱いやすくなります。魚を細かく刻み、豆腐と合わせてブレンダーにかけましょう。
【完了期】白身魚のフリッター
ホットケーキミックスでふわっと魚を揚げると、身がやわらかくなり赤ちゃんでも食べやすい食感に。タラやサケなどの骨抜きの切り身を使えば、下処理の手間が省けます。咀嚼がしっかりしている子には、骨がないカジキマグロもおすすめです。
【作り方】(作りやすい量)
- タラ 2切れ(160g程度)
- 塩 小さじ1/4
- ホットケーキミックス 大さじ3
- 水 大さじ3
- サラダ油 適量
【作り方】
- タラはスティック状に切り、塩を振って5分ほど置いてから水で軽く塩を落とし、キッチンペーパーで水分を取る
- ボールにホットケーキミックスと水を混ぜておく
- フライパンに2cmほど油を入れ中火で熱し、2にタラをくぐらせてキツネ色になるまで揚げる
白身魚の離乳食に関するQ&A
白身魚は離乳食初期から使える食材ですが、アレルギーや冷凍保存方法、子どもがあまり食べてくれないなど、疑問や悩みにつながることもあります。最後に、離乳食で使う白身魚に関する疑問と対応方法を紹介します。
白身魚にもアレルギーはある?
白身魚でも食物アレルギーを引き起こす可能性はあります。魚は、小麦や乳、卵と比べるとアレルギーの報告件数は少ない食材です。魚のアレルギーのもと(アレルゲン)は、とても多くの種類があり、1つの魚だけでかかる場合と、複数種類同時にかかる場合があります。サケはアレルギーの表示推奨項目の1つであるため、他の魚を試してからがおすすめです。
離乳食で白身魚を与える場合は、カレイ、シラスやタイの刺身など、他の白身魚から始め、問題がなければ離乳食中期以降からタラやサケを与えましょう。初めて与える際は、アレルギー反応が出てもすぐに病院へ行けるよう、平日の午前中などの時間帯が望ましいです。
離乳食で白身魚を与える場合は、カレイ、シラスやタイの刺身など、他の白身魚から始め、問題がなければ離乳食中期以降からタラやサケを与えましょう。初めて与える際は、アレルギー反応が出てもすぐに病院へ行けるよう、平日の午前中などの時間帯が望ましいです。
白身魚の離乳食は冷凍保存できる?
茹でた白身魚は冷凍保存ができます。茹でて身をほぐした白身魚は、1食分ずつ小分けにし、空気に触れないようぴっちりとラップで包んでから、冷凍保存袋に入れて冷凍します。製氷皿があれば、小さじ2ずつ入れて冷凍し、1週間を目安に使い切りましょう。
耐熱容器に1食分の白身魚と水(大さじ1)を入れ、ふんわりとラップをして600Wで30秒加熱します。全体を混ぜ中まで加熱されているか確認し、片栗粉などでとろみをつけます。加熱が不十分な場合は、様子を見ながら全体が温まるまで加熱しましょう。
耐熱容器に1食分の白身魚と水(大さじ1)を入れ、ふんわりとラップをして600Wで30秒加熱します。全体を混ぜ中まで加熱されているか確認し、片栗粉などでとろみをつけます。加熱が不十分な場合は、様子を見ながら全体が温まるまで加熱しましょう。
白身魚を使った離乳食を食べてくれない
離乳食で魚を与えても食べないという悩みをもつパパ・ママも多いようです。苦味やクセ、食感などから、魚を嫌がってしまう赤ちゃんもいます。赤ちゃんに与える前に、苦味やクセ、パサつきがないかチェックしましょう。
パサパサ感をなくすためには、しっかりととろみをつけることが大切です。トロトロのペースト状になるまですり潰すと赤ちゃんも食べやすくなります。また、他のものと混ぜて味を変えるのも1つの方法。お粥や豆腐と混ぜたり、野菜あんをかけたりするのもおすすめです。あまり悩み過ぎず、赤ちゃんのペースで試していきましょう。
パサパサ感をなくすためには、しっかりととろみをつけることが大切です。トロトロのペースト状になるまですり潰すと赤ちゃんも食べやすくなります。また、他のものと混ぜて味を変えるのも1つの方法。お粥や豆腐と混ぜたり、野菜あんをかけたりするのもおすすめです。あまり悩み過ぎず、赤ちゃんのペースで試していきましょう。
白身魚の離乳食は、赤ちゃんの成長に合わせて上手に取り入れよう
白身魚は離乳食初期から与えられるたんぱく源です。ただし、アレルギーの可能性や胃腸への負担が生じやすい種類もあるため、種類選びがポイント。また、白身魚はやわらかいですが、パサパサとした食感を嫌がる赤ちゃんもいます。トロトロのペースト状にする、好きな食材と合わせるなど、赤ちゃんが食べやすいと感じられる工夫も必要です。赤ちゃんの成長に合わせて、上手に白身魚を取り入れていきましょう。
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