【離乳食】栄養満点な炊き込みご飯レシピ3選。おすすめの具材やポイントも紹介

離乳食に炊き込みご飯はいつから取り入れられる?

男の子に離乳食を食べさせる母親
離乳食中期〜後期ごろから、赤ちゃんも炊き込みご飯を食べられるようになります。炊き込みご飯を取り入れられる時期とメリットを見ていきましょう。

離乳食中期〜後期ごろから食べられる

炊き込みご飯は、離乳食中期(生後7〜8ヵ月)〜後期(生後9〜11ヵ月)ごろから食べられるようになります。厚生労働省が出している離乳食スケジュールでも、中期からは味や舌触りを楽しめるよう食材の種類を増やしていくと良いとしています。ご飯と野菜や魚などのさまざまな食材を一度にとれる炊き込みご飯は、この時期にぴったりと言えるでしょう。なお、食材の固さは赤ちゃんのペースに合わせて調整することが大切です。
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離乳食に炊き込みご飯を取り入れるのはメリットがいっぱい

炊き込みご飯の良いところは、混ぜる食材によってさまざまな栄養が摂れること。ご飯にはエネルギーとなる炭水化物、肉・魚・豆腐には血や筋肉の元となるたんぱく質、野菜にはビタミン・ミネラルが豊富に含まれています。
また、赤ちゃん用に作った炊き込みご飯に塩やしょうゆなどで味を足せば、大人もおいしく食べられます。

離乳食の炊き込みご飯に使える食材・調味料

小さく切って小皿に盛られた野菜
魚や肉、野菜などさまざまな具材と合わせやすい炊き込みご飯ですが、使う食材や味付けは赤ちゃんに合わせて選びましょう。離乳食の炊き込みご飯におすすめの食材と避けた方が良い食材、使用できる調味料を紹介します。

おすすめの食材と避けた方が良い食材

■おすすめの食材
メイン食材 しらす・水煮のツナ・鮭・鶏のささみ・豚肉
野菜 にんじん・さつまいも・さといも・玉ねぎ・コーン・枝豆、れんこん・ごぼう
その他 ひじき・きのこ類・わかめ
野菜を取り入れる場合、食物繊維の少ない食べやすいものから始めるのがおすすめです。ごぼうやきのこ、わかめなどは繊維質が多いので、離乳食完了期からとされています。
また、豚肉は脂肪分の少ないひき肉なら中期から取り入れられますが、バラ肉は完了期からとなっています。鶏肉に関しては、卵アレルギーがある子は稀に鶏肉アレルギーを合併していることがあるので注意が必要です。
■避けた方が良い食材
NG食材 貝類・青魚・かまぼこ・ちくわ・油揚げ など
脂質や塩分の多いものや食中毒になりやすい食材、アレルギーのある食材は避けることをおすすめします。

離乳食で使える調味料

離乳食中期以降で使える調味料はしょうゆ・味噌・砂糖・塩などです。ただし赤ちゃんに濃い味付けは必要ないので、あくまでもやさしい味付けで素材の味を楽しんでもらいましょう。特に中期では、風味付けくらいの気持ちでごく少量から始めるのが基本です。指先につくかどうかくらいの量が目安です。

【中期・後期・アレンジ】離乳食の炊き込みご飯レシピ

離乳食中期・後期におすすめの炊き込みご飯のレシピと、余った炊き込みご飯を活用したアレンジレシピを紹介します。赤ちゃんの好みに合わせて、手軽に使えるツナ缶や野菜などを加えみても良いかもしれません。

【離乳食中期】にんじんとブロッコリーの炊き込みご飯

にんじんとブロッコリーが入った離乳食のおかゆ
離乳食中期におすすめの、にんじんとブロッコリーを使った炊き込みご飯のレシピです。ご飯の固さは5倍がゆくらいが目安です。
■材料
  • 米 0.5合
  • にんじん 3cmほど
  • ブロッコリー 1/3房
  • 水 450ml
  • しょうゆ 少々
■作り方
  1. にんじんはすりおろし、ブロッコリーは穂先のみをみじん切りにする
  2. 米をとぎ、材料をすべて炊飯窯に入れる
  3. 炊飯器のおかゆモードで炊く
赤ちゃんの好みに合わせてツナやしらすを加えると、より栄養豊富になります。

【離乳食後期】だしが香る鮭の炊き込みご飯

鮭の炊き込みご飯
離乳食後期向けの鮭を使った炊き込みご飯レシピです。大人も食べやすい味付けとなっています。
■材料
  • 米 1合
  • 生鮭 40g
  • 水 450ml
  • 赤ちゃん用和風だし 規定量
  • しょうゆ 小さじ1
■作り方
  1. お米をといで水とともに炊飯窯に入れておく
  2. 鮭は骨をとり細かくほぐす
  3. 炊飯釜にすべての材料を入れ、通常モードで炊く
お好みでごぼうやまいたけなどを加えるのもおすすめです。

【アレンジ】余った炊き込みご飯で作れるおやき

お皿にのせられたおやき
炊き込みご飯が余ったら、おやきにアレンジすると気分が変わってたくさん食べてくれるかもしれません。離乳食後期くらいから食べられます。
■材料(目安:5つ分)
  • 炊き込みご飯 100g
  • 油 少々
■作り方
  1. 炊き込みご飯をスプーンで一口大にすくい楕円形にする
  2. フライパンを熱して油を薄くひく
  3. 炊き込みご飯を片面ずつ、両面がキツネ色になるまで焼く
海苔やチーズ、コーンなどを加えると、さらに違った味や食感になります。

離乳食で炊き込みご飯を作る際の取り分け・作り置きのコツ

製氷皿に小分けにされた離乳食
赤ちゃん用の炊き込みご飯でも、大人との取り分けや作り置きが可能です。大人も赤ちゃんもおいしく食べるコツと、冷凍保存のコツを紹介します。

大人と取り分ける場合のコツ

大人と取り分ける場合は、赤ちゃんが食べられるものを基準に作り、後から大人も食べやすいようにアレンジするのが基本です。
  • 食材:赤ちゃんが食べられるものを使う、赤ちゃんが食べやすい大きさにカットする
  • 味付け:赤ちゃん用に薄味で作り、大人用に取り分けた後に塩やしょうゆで味を調整する
  • 固さ:赤ちゃんには固すぎた場合は、水を少量加えてレンジで温めるとやわらかくなる

作り置きする場合のコツ

炊き込みご飯は冷凍保存が可能です。保存期限は1週間を目安に食べ切るようにしましょう。
作り置きしたい時に便利なのが製氷皿です。簡単に小分けできるので、食べる分だけ解凍できます。解凍する際は、必ず鍋や電子レンジで加熱しましょう。水分がとんで固くなってしまったら、水を加えて調整します。

離乳食だからこだわりたい、炊き込みご飯にぴったりな宮城のお米

お米をすくう手
最後に、離乳食で炊き込みご飯を作る際にぴったりな宮城県産のお米を紹介します。赤ちゃんが口にするものだからこそ食感や風味、安全にはこだわりたいものですね。

離乳食でも主食となるのがお米

母乳やミルクしか飲んでこなかった赤ちゃんが初めて口にする食べ物として、おかゆが推奨されています。お米はアレルギーが少ないことに加え、体の成長に大切な炭水化物が豊富で、赤ちゃんのペースに合わせて固さを調整しやすいなどのたくさんのメリットがあるためです。個人差はあるものの、大人顔負けのたくさんの量を食べるものからこそ、離乳食で使用するお米にはこだわることをおすすめします。

離乳食に使用するお米の選び方

離乳食に使用するお米を選ぶ際に、注目したいポイントは以下の3つです。
①やわらかい品種を選ぶ
まだ歯が生えそろっていない赤ちゃんには、食べやすいやわらかめのお米がおすすめです。やわらかい品種はすり潰しやすいので、調理も手軽になります。
②粘り気が少ないものを選ぶ
赤ちゃんはまだ飲み込む力が弱いため、粘度が高い品種は食べづらいかもしれません。
③安全面にも配慮して選ぶ
お米のパッケージには、栽培方法に関する表記があるので要チェックです。農薬や化学肥料を使用した一般的な栽培方法のお米は一般栽培米と呼ばれ、一般栽培米と比べて農薬や化学肥料の使用が少ないお米を特別栽培米や有機栽培米(JAS認定)と呼びます。赤ちゃんにはより安全なものを、と考えるなら気にしてみると良いでしょう。

離乳食におすすめの宮城のお米

離乳食に使いやすい宮城のお米を2つ紹介します。コープでは特別栽培米を扱っているので、品質にこだわりたい人にもおすすめです。
<ひとめぼれ>
香りと口当たりの良さが特徴のひとめぼれ。おかゆにするとやわらかく甘みが出るので、離乳食中期ごろにぴったりです。バランスが良くどんな料理にも合わせやすい品種です。
<ササニシキ>
ササニシキはあっさりとした食感で粘り気が少ない品種です。噛めば噛むほど甘みが出るので、もぐもぐできるようになってきた離乳食後期ごろに向いています。おかゆにしてもサラリと食べられるでしょう。

家族みんなで楽しめる炊き込みご飯を離乳食に取り入れよう

離乳食を食べる男の子
さまざまな食材を使用できる上、調理も簡単な炊き込みご飯は、離乳食の献立に悩んだ時の強い味方。今回紹介したレシピをもとに、赤ちゃんの好みや成長に合わせてアレンジを加えるのもおすすめです。お米にもこだわると、たくさん食べてくれるかもしれませんね。
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