
日持ちする作り置きレシピ4選
日持ちする作り置きおかずがあれば、忙しい時でもサッと食事の用意ができるため、時間のある時に作っておくと便利です。忙しい毎日でも、栄養のある食事が摂れるように、作り置きにおすすめのレシピを紹介します。
ゴロゴロ野菜の「ラタトゥイユ」

たっぷりの野菜が摂れるラタトゥイユは、日持ちするので作っておくと便利です。
■保存期間:冷蔵で約5日/冷凍で約1ヵ月
■材料(3~4人分)
<A>
<A>
- トマト:2個※トマト缶でもOK
- ピーマン:1個
- タマネギ:1/2個
- ニンニク:1かけ
- 白ワイン:50ミリリットル
- 塩:小さじ1
<B>
- なす:1本
- ズッキーニ:1/2本
- パプリカ(赤・黄):各1個
- オリーブ油:大さじ3
■作り方
- トマトは角切り、Aの野菜をみじん切りする
- 鍋に1の野菜を入れ、トマトをつぶしながら中火で炒める
- トマトがつぶれたら、白ワイン、塩を入れ、軽くかき混ぜフタをして弱めの中火で5分煮る
- フタを取り、弱火で5~10分煮る
- Bの野菜を角切りにし、油を引いたフライパンでナス、ズッキーニ、パプリカの順で炒める
- 全体に油が回ったら、トマトを煮ている鍋に加え、食感が残る程度にさっと煮込む
野菜も摂れる「南蛮漬け」

魚や唐揚げなどアレンジ自在で、野菜もたっぷりとれるメニューです。
■保存期間:冷蔵で1週間程度
■材料(4人分)
- 好みの魚:鮭(4切れ)、サバ(1尾)、豆アジ(300~400g)など
- 小麦粉:適量
- サラダ油:適量
- タマネギ:1/2個
- ニンジン:8センチ
- ピーマン:2個 <調味料>
- 砂糖:大さじ2
- しょう油:大さじ3
- 酢:大さじ4
- みりん:大さじ2
■作り方
- ひと口大に切った魚に軽く小麦粉をまぶし、野菜はすべて細切りにする
※豆あじなどは下処理をして丸ごと揚げると全部食べられる - 調味料をすべて鍋に入れ、ひと煮たちしたら保存容器に移しておく
- フライパンにサラダ油を熱し、中火で魚を両面焼いたら、熱いうちに保存容器に入れ10分漬け込む
- 野菜をサッと炒めたら、3の容器に移し全体を混ぜて30分漬け込んだら完成
野菜ひとつでできる「キャロット・ラペ」

好みでレーズンを入れたり、少量のオレンジジュースを加えたりとアレンジの効くレシピです。
■保存期間:冷蔵庫で約1週間
■材料(4人分)
- ニンジン:中2本(300~400グラムほど)
- 酢:大さじ4
- オリーブオイル:大さじ2
- 砂糖:小さじ1
- 塩:小さじ1/4
- コショウ:小さじ1/4
■作り方
- ニンジンをスライサーやブレンダ―などを使い、細い千切りにする
- 調味料を混ぜ合わせてドレッシングを作る
- 千切りにしたニンジンと混ぜ合わせたら完成
ほっこり温まる「白菜と手羽先のスープ」

白菜と鶏肉の旨みが染み出たやさしい味わいのスープです。
■保存期間:冷蔵で約5日
■材料(4人分)
- 手羽先:8本
- 白菜:1/3~1/4株
- しょうが:1/2かけ(皮付きのままスライス)
- 酒:大さじ3
- 塩:小さじ1
- コショウ:少々
- 水:6カップ
- 鶏がらスープの素:小さじ2
- サラダ油:小さじ1
■作り方
- 白菜は根元を切り落とし、芯は1センチのそぎ切り、葉は2センチのざく切り、手羽先は関節で2つに折る
- 油を入れて熱した鍋に手羽先を入れ、両面に焼き色を付けたら、酒を振り、しょうが、水、ガラスープの素を入れて煮る。煮立ったらアクを取り、フタをして弱火で20分ほど煮る
- 白菜を加えてさらに15~20分煮込み、やわらかくなったら塩・コショウで味を整えて完成
作り置きの保存期間と日持ちさせるコツ

作り置きを日持ちさせるためには、ちょっとしたコツを抑えておくことも大切です。ここでは、作り置きの保存期間や保存容器の種類など、日持ちさせるコツを紹介します。
作り置きの日持ち期間は2〜3日
作り置きの保存は、基本的に冷蔵庫か冷凍庫。また、調理方法や食材によって保存期間は異なります。冷蔵庫で保存する場合は2~3日が目安ですが、日持ちしやすい酢を使ったものや塩漬け、煮物などは4~5日が目安です。
作り置きを長く持たせたいなら、冷凍で保存しましょう。冷凍保存する場合は、1食分ずつか食べきれる量に分けて冷凍します。一度解凍したものを再度冷凍するのは、衛生面だけでなく味や食感が変わるためおすすめできません。
日持ちする作り置きレシピを選ぶ
作り置きする場合で、衛生面や食中毒が心配な人は、殺菌作用のある酢を使ったレシピや、しっかり火を通したメニューを選びましょう。煮物などの汁気が多いものは殺菌が繁殖しやすいので、注意が必要です。しっかり汁を煮詰めるなどの工夫をすれば日持ちできます。
■日持ちするレシピ
- 酢を使ったもの
- 塩で漬けたもの
- しっかり火を通し、煮詰めた煮物など
- 水分が少ないもの
作り置きに合った保存容器を選ぶ
作り置きの保存容器は、密封ができて雑菌が入りにくいフタ付のものが良いでしょう。保存容器にはさまざまな種類があり、素材によって特徴も変わります。そのまま冷凍やレンチンできるタイプも便利ですよ。
■保存容器の特徴
ホーロー素材:色移りや臭い移りがしにくく長く使え、油汚れが落ちやすいのが特徴です。また、オーブンや直火、食洗器も使えます。しかし、レンジが使えないこと、価格が高めなのが難点です。
ガラス素材:ホーロー素材と同じように、色移りや臭い移りがしにくく、油汚れが落ちやすい素材です。さらに耐久性も高いため、長く使用できます。しかし、他の容器に比べると熱伝導率が良くありません。また、ガラスが重いため、洗う時に滑りやすいのが難点です。
プラスチック素材:ほかの素材に比べて低価格のため、気兼ねなく使えます。そのまま冷凍からレンチンまでできるのが特徴です。しかし、色移りや臭い移りがしやすく、油汚れも落ちにくいのが難点です。
作り置きを保存する時・食べる時の注意点

作り置きを日持ちさせるためには、保存方法にも注意が必要です。また、食べる時にも雑菌が入らないように小分けで出すなど気を付けなくてはいけません。ここでは雑菌の繁殖を防ぎ、美味しく食べるための注意点を紹介します。
調理器具や保存容器は消毒する
使用する前には洗剤でしっかり洗い、煮沸消毒やアルコールを使って消毒しましょう。雑菌の繁殖は食品が傷む原因のひとつのため、清潔を保つことが大切です。
しっかり冷ましてから保存する
保存容器に料理を入れ、粗熱がとれてから冷蔵庫に入れましょう。温かいまま入れると庫内の温度が上がり、他の食材を傷める可能性があります。
また、冷ましているうちにフタに水滴がつくと空気中にいる菌が繁殖しやすく、腐敗や劣化の原因となるため不衛生です。バットなどに広げて冷ましてから保存容器に入れるようにしましょう。
食べる分だけ小分けして、しっかり温める
保存容器の全量を温め直すのではなく、食べられる量をとりわけ温めてから小鉢などに移して食卓へ出します。また、副菜などをそのまま食卓に出してしまうのもNGです。常温で置いておき、直箸で取ることで雑菌が繁殖しやすくなります。
水分の多い料理も雑菌が繁殖しやすくなるため、食べる時にしっかり温め直し、なるべく早めに食べきるようにしましょう。
作り置きに不向きな食材・料理

作り置きがあると忙しい日でもさっと食事ができ、お弁当にも活用できるので便利です。ですが、どんな食材や料理でも作り置きができるわけではありません。ここでは、作り置きに不向きな食材や料理を紹介します。
変色してしまう食材
リンゴやアボカドなど、時間が経過すると酸化して変色する食材は見た目が良くありません。味が変わらないと気にしない人もいるかもしれませんが、傷み始めを見落とす可能性が高くなるため、使用しない方が良いでしょう。
水分が出る野菜
モヤシやキャベツなど、調理した後に水分が出やすい食材も作り起きには不向きです。野菜からでる水分は、食材を劣化させる原因となるため、傷みが早くなる可能性も。特に夏場の暑い時期や、お弁当への使用は食中毒の危険性もあるため避けましょう。
フライなどの揚げ物
唐揚げやフライなどは、翌日には食感が変わり、油っぽくなってしまいます。作りたてのジューシーさやサクサク感を楽しむ料理は、作り置きにはふさわしくありません。酢を使った南蛮漬けなどにすると日持ちも良くなり、美味しく食べられます。
日持ちする作り置きおかずで毎日の食卓を

作り置きおかずを用意しておけば、忙しい日でも温めるだけで美味しいご飯が食べられます。酢や塩を使ったレシピや保存方法など、ちょっとしたコツや注意点を覚えるだけで作り置きはできます。まずは2~3日保存できる常備菜から始めてみると良いかもしれませんね。作り置きおかずを上手に取り入れて、毎日の食事を豊かにしましょう。
宮城・福島のコープ宅配はこちら